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 試写会で見てきました。「漫才ギャング」。
 これが、とても面白かった!

 タイトルにもなっているように、作品の大きな部分を「漫才」が占めているのですが……これがね、凄く面白いんですよ。笑いあり涙あり、というと使い古された表現なんですけど、もう他に表現のしようがない。
 映画の全体に笑いスポットが無数にあって、どのシーンでも滅茶苦茶頻繁に声をたてて笑ってしまうわけです。泣けるシーンのはずなのに笑いスポットがあって、会場の人達が一緒になって泣けるシーンで笑ってるんです。ほら、この表現だけで、なんだかすごいでしょう?(笑)訳分からないと思うけど事実だからなあ……。

 もちろん、そんな映画なので、笑いのシーンは思いっきり声をあげてゲラゲラゲラ……(笑)。
 いやあ、すごいですよ。会場内で巻き起こる笑いの一体感。
 映画を見ているのか何を見ているのか、あれ?ってなるくらい。

 テレビでバラエティを見ていたら、ついつい声を上げて笑っちゃう!という人なら、この映画もついつい笑っちゃって楽しくてスカッとする、という映画になるんじゃないでしょうか。2時間ちょっとの映画なのですが、長さを感じなくて、あっという間だなあと思ってしまうくらい、楽しく過ごせる上映時間でした。

 ちなみに今回、舞台挨拶つきの試写会で、監督の品川ヒロシさんと主演の佐藤隆太さんがいらしていたのですが、このおふたりのトークがまた楽しいのね。
 監督はそりゃあ、「品川庄司」の品川の方なわけで、本物の芸人さんなんだから巧みなのは当然なんでしょうけど。短時間のトークで映画本編を見始める前に「ああ、この試写会きてよかったなぁ」って感じにさせられてしまうくらい。楽しくて面白い。
 おふたりのサインの入ったポスター争奪じゃんけん大会まで始まるし、その一幕がまた面白いしで(笑)
 最後には、贈呈された花束で殴りあいしながら、おふたりは退場されていきました……(笑)
 ダメだ。何をどうかいても実際に目の当たりにした光景の面白さを文に出来る気がまったくしない!

 そんな調子で舞台挨拶からして面白くて、見始めた映画がまた面白くて。かなり、凄い作品なのではないでしょうか。とりあえず、私は品川ヒロシさんのファンになって帰ってきました(笑)このひとは、本当に凄い人だと思うし、なんていうか凄まじい「才能ある!」感を感じたんですよね。
 前の「ドロップ」は見たこと無いんだけど、こっちも見てみようっと。

 ちなみにご本人のblogによると、同じ会場で実際に見ていらっしゃったみたいで。
 作った側、監督さんの側からの感想を読んでみるのも楽しいなあ。
 (ちなみにこれ

 当日は天気が悪くて、交通マヒしちゃうようなレベルの雪で、「もしかしたら来れないと思ったんだけど来れてよかった」みたいなお話が舞台挨拶中にあったんですが、ほんと北海道への飛行機が飛んでくれてよかった!

 絶対に見て損は無い映画、だと思います。思いっきり笑ってスカッとしたいなあ、なんて時にぴったりかと。オススメですよ、ぜひぜひどうぞ。
2011/03/05 (Sat) 00:42 | 映画 | コメントする(0) | Trackback(0)
 映画館でゴールデンスランバーを見てきました。
 公開前から、ずっとずっと気になっていた作品だったんです。「アヒルと鴨とコインロッカー」を映画で見て、いいなーと思った伊坂幸太郎さんの原作で、監督さんも「アヒル~」と同じ中村さん。そして、主演が堺雅人さん。堺さん好きなんですよ!

 ミステリーです。
 あらすじを簡単に書くと「陰謀によって、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられた男(堺さんが演じている主人公)が、とにかく逃げて逃げまくる」という話。
 いや、すごかったです。「アヒル~」の時にも見事だと思った、伏線の張り方が本当にすごい。とてもパワーアップしています。
 たとえば冒頭は、ヒロインの竹内結子さんが夫や娘とデパートを歩いているシーンなのですが、この何の変哲も無いと思っていたシーンが、あとから効いてくる効いてくる。「ああ、なるほど。この部分なんだろうと思っていたら、こんな風になるのか」と途中で思い、すっかり冒頭のシーンは過去の物だと思って忘れ去った頃に、あのエンディングシーンだもんなぁ。
 オープニングが、まさかこんな風にエンディングに繋がるとは思っていなかったので「まさか!こう来たか!」とすっかり唸らされてしまいました。これは、お手上げ。凄すぎます。はい。

 そんな感じで、些細だと思っていたシーンが後々の伏線になっていたりして、なんとも見ごたえがあります。ばらばらに散りばめられたものが、ぎゅっと凝縮されていく様は楽しいですね!たまりません。
 登場人物が多いけど、気になりませんよ。ボリュームたっぷりの映画なので、あの人とこの人はこの後どんな風に関わってくるんだろ?なんて思ったりとか、あのシーンにはこんな重要さがあったのか!とか。
 大変楽しくてたまりません。

 スクリーンで見ると、無罪の叫びも逃げるシーンも「バァン!」ってシーンも迫力があっていいです。クライマックス、見せ場だと思われるシーンがCG合成っぽくて、どうにもクオリティが今ひとつなのが実に惜しい。画面にCGが噛み合わずに浮いちゃうのが嫌いな私としては、ちょっと切ない気分になりました……。
 でも、そこだけ。気になるのは。後のシーンは全部いいんですよ。実際、そこで醒めても、「本当のクライマックス」はその先に待っているし、例の「オープニングとエンディングが結びつくシーン」の強烈さもあって、そのシーンを見てるときは気になったけど、映画を見終ったときには、すっかり気にならなくなっていました。

 あまりに面白かったので「これは原作小説も読むしか!」と気分が盛り上がり、本屋へ行こうとしたら……ちょうど閉店時間でシャッターが(汗)。仕方ない、と近所の本屋に飛び込んでみれば、今度はこっちは在庫なし。
 がっくし(笑)
 他の伊坂作品は揃っている本屋だったので、映画公開で話題になってるし、売り切れちゃったのかな?ちょっと気を削がれてしまいましたが、まあ、買ったまま積んでいる本が何冊かあるので、これを読みつつのんびり入手したいと思います。

 ともあれ映画は物凄く面白かったです! おすすめ!

4104596035ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎
新潮社 2007-11-29


2010/02/05 (Fri) 00:51 | 映画 | コメントする(0) | Trackback(0)
ピアノの森 [スタンダード・エディション] [DVD] また今回もCSで放送していたから見てみましたシリーズ。
 アニメ映画「ピアノの森」です。

 音楽一家の子供として生まれて、ずっとピアノをやっていた主人公その1・雨宮が、東京から田舎の小学校に転校してくると、そこには「森の中にピアノがある」という不思議な噂があった。
 そのピアノを「俺のピアノ」と呼ぶ主人公その2・カイと出会い、2人が互いを意識しながらピアノの練習を繰り返し、ピアノコンクールへと挑むお話。

 この「森の中にピアノがある」という景色が、何ともいえない不思議さと神秘さと面白さを持っています。本当に、森の中にこうやってピアノがあるんですよね。どうして、とか、いつから、とか、そういうのはハッキリとは語られません(昔からあった、という描写が一応あります)が、とにかくそこにピアノがあって、そのピアノをカイだけが弾ける。雨宮が弾こうとしても、ダメなんですよ。カイだけだから、カイのピアノ。
 この不思議なピアノを弾きこなしてしまうカイ。どんな曲でも弾きこなしてしまうカイ。その姿に惹かれながらも危機感を抱いてしまう雨宮、という構図は、すごい。子供が主人公のアニメだからと、侮ってはいけません。「天才と努力の人」とか「越えられない壁」といったものを、見事に表しています。

 クライマックスのコンクールシーンでは、会場で出会った女の子・誉子も交えて3人の演奏シーンが描かれるのですが、これが本当に三者三様。幼い頃から磨いてきた素晴らしい技術を披露する雨宮と、自分の果てしない世界を見せるカイ。誰もが素晴らしいと認めるカイの演奏は、でも、コンクールという型からは外れすぎていて審査員からの評価は得られない。完敗を悟った雨宮が勝利して、カイが敗退するというシーンは、音楽に順位をつけるということの難しさを感じますね。

 全部で100分ほどの作品なのですが、密度は濃いですよ~。ピアノを巡る様々なシーンを通じて、それぞれのキャラクターが丁寧に描かれていて、とても見ごたえがあります。
 キャストは、カイ役が上戸彩さん。全然気付かなかった! で、雨宮が神木隆之介くん。こっちも気付かなかった。役者さんが声優をする作品は多いですが、どっちもハマっているんですね、これが。2人のキャラらしさが魅力的で大変楽しめました。

 最近、CSでいろいろ見ていますが、CSは本当に拾い物が多いです。自分からじゃ見ないだろう、という作品に挑戦して、玉砕する事もあるけど(笑)、割と面白い事が多いような気がします。思いもしないところで当たりを引くというのは、なんだか嬉しいですね。

B000XA813Uピアノの森 [スタンダード・エディション] [DVD]
VAP,INC(VAP)(D) 2007-12-21


2009/12/27 (Sun) 23:05 | 映画 | コメントする(0) | Trackback(0)
 CSで放送しているのを見ましたよー。
 ディズニー作品でも人気らしいですが、ぜんぜん見たことなかったので。

 ディズニー映画だし、よく女の子と変な動物が仲良さそうにやってる絵、というのを見かけるので、そういう作品だと思っていたら、ちょっと違うんですね。
 リロがハワイ在住の女の子。
 スティッチが、墜落した宇宙人。
 ……そもそもリロ=宇宙人だと思っていた人間が見るんだから、そりゃあ全然違う内容だと思うはずです(笑)

 見始めても、福祉局とか家庭崩壊とかいう単語が出てきて「え、これ本当にそういう話?」って感じなんですが、本当にそうなんですね。
 リロは両親を亡くしてしまい、肉親はおねえちゃんだけ。
 境遇ゆえに福祉局の人が様子を見にやってきて、ふたりを引き離そうとする日々の中、リロにペットとして犬を飼ってあげようとするおねえちゃん。犬を買いに来たお店で、リロが遭遇したのが犬のフリをしていたスティッチ。
 かくしてスティッチとの生活が始まり……という内容。
 メインテーマは家族の絆。

 暴れまくりのエイリアン・スティッチが、ちょっとずつリロたちに馴染んでいって、すっかり大人しくなるわ2人の為に大奮闘するわ。リロという恵まれない境遇の女の子のストーリーなんだけど、本当は「恵まれない境遇の宇宙人」であるスティッチが、家族を見つけて居場所を得るまでの話なんですよね。たまりません。

 テーマがテーマだからか、イラストで見ていた時のイメージよりも、ずっと重たい話。でも面白いですよ。リロが「エルビス・プレスリーみたいになる練習をしよう!」って言い出して、スティッチにギター弾かせたりナンパさせようとしたりするところとか。
 終盤は、リロから嫌われてもリロのために! と頑張るスティッチがいじらしくて。同時に「あの変哲の無いシーンがこんなところでいきてくるなんて!」という場面があり、なんとも唸らされます。うまい。

 子供向けだと侮ってはいけませんね。どちらかというと、大人が見た方がいろいろな視点で楽しめて、ぐっと胸に来るような、そんなタイトル。人気があるらしいのも、なんだか納得できました。機会があれば、見ておいて損は無いだろうなという作品でした。

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リロ&スティッチ スペシャル・エディション
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2009/12/24 (Thu) 22:14 | 映画 | コメントする(0) | Trackback(0)
 ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」で見かけて気になっていた作品。
 クリスマス時期ならきっと、と思っていたらCSで放送されたので、見てみました。

 あらすじは「ハロウィンの街に暮らすカボチャの王様ジャックは、ある日『クリスマス』を知り、ハロウィンの街でもクリスマスをやろうとするが……」というもの。
 ホラー作品の登場人物がクリスマスの華やかさに憧れるようなもので、そのシーンが何ともたまりません。物凄く憧れて真似しようとしているのに、どうしてかホラーから抜け出せずに不気味なクリスマスになってしまうのも、本人達は楽しそうだけど悲哀なシーン。コミカルなシーンなので素直に笑えばいいんだろうけど、なんだか笑えなくて逆に切ない。登場人物の中で、唯一そんなホラークリスマスに危惧を抱いているヒロインとシンクロしている気分。

 アニメーション映画なのですが、どちらかというとパペットアニメーションを見ている気分。なんだか神秘的な印象を受けてしまいます。動きも滑らかで、いわゆる「アニメ」とは違う独特の映像になっています。新技術を見た! という気分にさせられます。すごいですよ。
 基本的にはミュージカルなので、登場人物たちが歌っているシーンが大半なのですが、なんだか本当に舞台を見ているかのように錯覚してしまうのは、この映像がとてもいいからなんでしょうね。

 ちなみにジャックは骨人間。いわゆるスケルトン。登場するヒロインも、つぎはげだらけの人形です。人形って紹介されているけど、これ多分フランケンシュタインみたいなものですよね。
 普通に考えたらラブストーリーなんてありえないはずなのですが、そこはやっぱろティム・バートン。ロマンティックです。ちょっとエピソードが足りなくて、展開が急すぎる印象はありますけど、クリスマスに挑むハロウィンの住民達というメインストーリーをたっぷり描きつつ、そういった心情面も描いて1時間ちょっと。というか1時間ちょっとしかないのが信じられないくらい。なんとも濃いです。

 子供が見ても楽しいだろうし、大人が見たらグッと来るシーンが多い作品なのでは無いでしょうかね。
 大変面白かったです。

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2009/12/23 (Wed) 19:03 | 映画 | コメントする(0) | Trackback(0)
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