今年は、北海道が「北海道」と命名されて150周年。
 これを記念して様々な行事が行われています。

 8月5日、この150周年を記念する式典が開催されました。
 行ってきました。

北海道150年記念式典、入場券

 招待客と一般参加者があって、私は一般参加者。6月に募集が行われ、当選者にハガキが来るというものでした。見事当選。
 8月は色々出かけましたが、この式典に一番行きたいと思っていたので嬉しかったなー。
 この式典に合わせて天皇皇后両陛下が来道し、式典にご臨席することが発表されていたのですが、それもあってか色々細かいルールがあったりしました。

 ハガキは入場時に回収……かと思っていたら、本人確認用に提出した免許証と一緒に戻ってきました。というわけで、今ここに写真があります(笑)
 ちょっとした記念品になるので、これは嬉しいですね。
 セキュリティチェック後に貰ったシールも、式典中は胸元につけていたのですが、布製なのもあって終了後に剥がしたら持ち帰れました。

北海道150年記念式典プログラム

 プログラムはこんな感じ。
 お堅いのは第1部で、そこから徐々に砕けていくといいますか、エンタメ色が強くなっていくといいますか……。
 開始時刻は10時30分ですが、入場時間の指定があり、9時に会場へ。待ち時間が長いので本を持参していましたが、式典が始まるまでの間、北海道の歴史を解説する映像や北海道の自治体を紹介する映像などがモニターで上映されていて、これを見ているのが普通に面白く、待ち時間はそれほど長く感じませんでした。結局、本は要らなかったですね。

 会場は札幌市豊平区にある北海きたえーる。メインアリーナが会場で、サブアリーナはパブリックビューイング会場として設定されていました。
 メインアリーナのうち、いわゆる「アリーナ席」になる部分が招待客(ちなみにこれは、北海道内や全国各地の自治体、関連団体、北海道150年事業に出資してる企業などから来ている人達です)で、いわゆる「スタンド席」が一般参加者の席です。といってもスタンド席の前側は空席になっていて、真ん中~後方にしか人は座っていませんでした。これは多分、天皇皇后両陛下の警備の都合でしょうね。

 スタンド席、いわゆるロングサイド部分が私の席だったのですが、ステージを斜めの姿勢で見るので、ちょっと体勢が大変でした。距離も結構あるので遠くは感じるのですが、でも天皇皇后両陛下のお姿はしっかり確認できましたよ。
 皇后様のすらっとした立ち姿の美しさが印象的でした。天皇陛下は、テレビで拝見する、あのお姿と振る舞いそのままで。ああ本当に目の前にいらっしゃるんだなと……。アイヌの伝統芸能などを見ながら、しきりにお付きの方へ話しかけていらしたのが印象的でした。質問をなさっていたのでしょうか?

 天皇皇后両陛下は、第1部の終了と同時に退席。
 招待席や一般席にも退席していく方がチラホラ。各部が終わるタイミングで休憩時間が挟まることもあってか、その後も少しずつ人が減っていき、終盤には少し寂しい見た目になっていました。せっかくの機会なのに途中退席とは残念ですね。
 私はアイヌ民族の伝統芸能、日本ハムファイターズ等プロスポーツチーム合同のチアリーディング、高校生による吹奏楽と書道パフォーマンス……と、楽しみにしていた物が色々あった事もあって、非常に楽しく式典を観覧させていただきました。
 なんといっても、第3部スペシャルライブ最後の大黒摩季さんは会場を盛り上げるのが非常にお上手で、ラストの「ら・ら・ら」の大合唱で感動を巻き起こして式典に幕を下ろしていったのは圧巻、お見事としか言いようのないものでした。
 アリーナ中を走り回り、スタンドに沢山手を振りながらも乱れない歌声も凄かったですね。
 大黒さんのライブ部分は参加型で楽しかったし、良い記念になりました。

 式典は伸びに伸びて、最終的に予定終了時刻よりも45分遅れ(!)で終了しました。
 ……こういう時、後半のコーナーを削ったりして予定時刻通りに終わろうとする事もあると思うのですが、見ていても、あまりそういうカットされたような感じは受けませんでした。時間が予定をオーバーしても、全部しっかりやったのではないでしょうか。

 式典の終了後も、屋外には企業ブースや野外ステージがあったり、サブアリーナでは引き続き「北海道の未来トーク」という講演会があったり、エントランスでは北海道遺産や北海道の歴史をたどるパネル展示があったりと、色々楽しめるようになっていました。
 私は講演会の予約を入れていたのでサブアリーナへ。時間が伸びたのもあって、移動したらすぐ開始というカツカツなスケジュールで、お昼ごはんに持参したパンを食べる暇すらありませんでした……ただ内容は面白かったので行って良かったです。もっと話を聞いてみたいと思ってしまう方ばかりで、90分あっという間でした。

 講演会が終わって、15時過ぎにやっと昼食です。食べ終わって外に出て、ステージで吉本の皆さんがお笑いステージをやっているのを聞きながら、企業ブースを一回り。パネル展を見て、なんだかんだ夕方まで一日過ごしてしまいました。パネル展示がまたボリュームがあり、見どころも多く、非常に良かったため、一日限りの展示とは勿体なく感じてしまいましたね。朝は人だかりができていたコーナーでしたが、夕方は空いていたので、じっくり見れてラッキーでした。

 北海道は100周年事業、150周年事業ときたので、次は200周年事業でしょうか。
 50年後は年齢的におそらく鬼籍に入っていると思いますので、私には今回の150年記念の式典が一生に一度の機会じゃないかなぁと思います。こうして、この記念すべき日を過ごせたことは、良い思い出になりそうです。
2018/08/29 (Wed) 00:56 | 雑記 | コメントする(0) | Trackback(0)
 前の記事はこちら

 さて、ここからは座席と、館内の設備などなど劇場全体のことを書きますね。
 今回のお席は4階。サイドにある、斜めになっている感じの席でした。

4階サイド席からの見え方

 立った状態で撮影したものです。

 とにかく柵が邪魔!みづらい!

 ……です。

 センターのお席よりも、大分前の方にあるお席。予測はしていましたが見切れます。
 が、見切れどうこうよりも柵に思いっきり視界を妨げられて、もう全然ダメ。この写真、立った状態で撮ったって書きましたよね。
 座ると目の前に柵、くらいの勢いです。
 3列目なんですけど、1列目2列目の柵も一緒になって視界を妨げる。もう本当にきつい。

 舞台の右端から3分の1くらい見切れる上にこれです。
 席自体も斜めだから長時間座ると負担がありそうですし……おそらく、見切れ席として扱われ、普通そんなに販売されないお席じゃないかと思うのですが、よほどの激安設定じゃなければ本当に止めた方が良いんじゃないかと思いますね……。

 あとサイドの席は傾斜があり、階段が結構あります。

サイド席の上から下から

 下からの画像の方がわかりやすいかな? 結構しっかりした階段が続きますので、移動は「上から下」になるように心掛けた方が楽じゃないかと思います。
 4階席の場合、後方(上)の扉は「9F」にありますが、前方(下)の扉は「8F」にあります。座席位置によっては前方の扉、つまり8Fの扉から入るように誘導されますが、あえて9Fに行って、階段を下りてきた方が絶対に楽だと思います……。トイレに行くときなどは、下の扉から出て用を足し、ワンフロア上って、後ろの扉からまた降りてくると良いのではないかと……。

前から2列目の見え方

 後半は1階席ほぼセンター、2列目のお席に座ってみました。
 当然ですが舞台が高い位置に来るので、首が疲れます。
 音は近いですね。これは4階席で聞くよりも、最前近くで聞く方が断然よかった。

 開館準備トレーニングの時とは、演奏者の人数が違う(札幌交響楽団の方が多い。2倍くらい居たんじゃないかな……)ので、2階席最後列での聞こえ方との比較はちょっと難しいです。
 ただ、消防音楽隊の演奏が「良い」と感じたという事は、……やはり札響の規模だと最前、ちょっと音が大きすぎて大変じゃないのかなとは思いました。音楽鑑賞の場合は、真ん中くらいのお席が良いのかもしれませんねー。

 ところで。
 再訪してみて、館内にいくつかの変化が見られました。

●ドリンクカウンターが営業していた
 これ一番予想外。だってオープン前なのに。まさか営業してるとは。
 で、営業していたのは「森彦」でした。ここも森彦なんだね!!!

(下の図書館のところに森彦が入るのは知ってたんですが、hitaruのドリンクカウンターも森彦とは思ってなかったんですよ……てっきり劇場で別途やるものだとばかり……)

 開館準備トレーニングの時は何もやってなかったし、今回もてっきり営業しなんだろうと勝手に思い込んでいました……まさか営業してるなんて……大失敗。コーヒーをゆっくり飲むような時間がありませんでした……。

ドリンクメニュー

 なので、メニューだけ撮ってきたという……。
 hitaruブレンドなんて出すんだねぇ。ああ飲みたかった……惜しいことをしました……。

 あ、補足すると森彦はコーヒーメインのカフェです。

 スタッフさんに尋ねてみたところ、このカウンターの営業は公演によって違うようで、毎回必ず営業しているとは限らないようです。そういう時は下の森彦をどうぞ、ということでした。
 公演ごとに別の業者が営業するというわけではなく、営業するのは常に森彦で、営業する・しないが公演によって違う……という感じみたいです。
 ちなみに、販売カウンターとは別に立ち飲み用のテーブルがいくつかありますが、座ってゆっくりできる席があるわけではありませんので、開演前にゆったりしたいなら、下の方の森彦を利用して上にあがってくる方が良さげな感じです。

●女子トイレの設備
 今回、いくつか女子トイレ巡りをして(……)設備を見て回ってきました。
 わかったこと。

・場所によっては「手すり付きの個室」「ベビーチェアが設置された個室」がある
・身障者トイレはフロアの右奥にある

 手すりとベビーチェアは前回の記事に「無かった」と書いたけど、厳密には「あるトイレと無いトイレがある」が正しいようです。
 ある場合も「6つある個室のうちの1つに設置されている(しかし、その個室の外から見える場所に設置されていることが解る表示がないので、利用者がいない時に個室内を直接自分の目で覗き込んで見るしか確認する方法がない)」とか、そんな感じ。
 なんて面倒くさいんだ…………。

 これはもう、必要な人は劇場に問い合わせて、設置されてるトイレの場所や個室の位置を教えてもらい、そこに近い席のチケットを取るとか、そういう対策が良いと思いますね。
 男児用の便器や、おむつ台は、相変わらず見かけませんでしたけど、これも、どこかにはあるのかもしれませんね……(さすがに全部のトイレは回ってないので)。

●エレベーターありました
 身障者トイレがフロア右奥にあったと書きましたが。
 その向かいにエレベーターの扉ありました。

●エスカレーターが一方通行じゃなくなってた
 手前(客席左側)を上行き、奥側(客席右側)を下行きで運用することで、上下移動できる形に改善されてました。めっちゃ楽でした……。これはぜひ今後もこうして欲しい……。

●傘立てがあった
 ただし設置場所は劇場外。
 hitaruの入口は4Fにあるのですが、その4Fでエスカレーターを降りた場所のすぐ近く。
 ホール入口とは反対側の窓の近くに、傘立てが設置されていました。
 傘立ての下に車輪がついていたので、おそらく、天候のよくないときだけ運んできて設置するような形になってるんじゃないでしょうか? 傘立ては、美術館や博物館の入り口によくあるような、ダイヤル式でロックをかけられる物になっていました。
 設置が遅れていただけで、天候と関係なくここに置きっぱなし……だと、日傘なんかもここに置けて便利なので、そっちのパターンだと良いなあ、とは思うのですが。


 こんなところでしょうか。
 トイレの使い勝手が、やはり、もう少しどうにかならないかなー、と思ってしまいますね。
 手すりも、ベビーチェアも、見つけたときは「あるの!?」って感じでしたし、「でもこれ休憩時間の混雑してるタイミングだと、あっても、あることが分からないよね」って思うし……。
 わかりやすく表示するだけでも全然違うと思うので、そのへんに期待していきたいものです。

入口

 次に行くときは正式オープン後。楽しみです。
2018/08/26 (Sun) 06:14 | 雑記 | コメントする(0) | Trackback(0)
 10月7日にオープンする札幌文化芸術劇場、通称「hitaru」。
 オープン前に再び行ってきました。

 今回のイベント名は「避難訓練コンサート」。
 その名の通り、公演中に災害が起こってしまった!という設定で、避難訓練が行われることになっています。

 またかよ!って感じですが
「両方応募したら、片方くらいは当選できるのでは?」
 と思っていたら両方当選しちゃったので仕方ない(笑)

(ちなみに前回の開館準備トレーニングの記事はこちら

 2回目ということで、多少勝手の解っている場所ですから、それを踏まえて館内をもうちょっと見たりしつつ参加してきました。
 行ってみて驚いたのですが、前回と今回で違っているところがいくつか。
 何より大きな違いは「写真撮影OK」!!!
 えっ前回も今回もオープン前なのは一緒なのに???
 と思ったけど、そういえば数日前に某ローカル番組で「報道陣に初公開されたhitaruを特集」みたいなコーナーが放送されていました。前回の開館準備トレーニングの時はまだ、報道陣に公開されていない=完全非公開だった
 けど、今回はもう既に公開してる場所だから隠さなくて大丈夫、ということでしょうかね?

 皆さん記念にスマホ構えて撮っていらっしゃいました。
 私も、ちょいちょい撮影したので、そのあたりも使って今回は書こうかと。

 ちなみに今回のイベントは、札幌市消防音楽隊の皆さんの演奏が聴けます。

プログラム表紙
プログラム

 プログラムはこんな感じ。
 ちなみにアンコールは「好きですサッポロ」でした。

 さて。避難訓練は、2曲目のテキーラの演奏が終わったタイミングでスタート。
 訓練があることは解ってますが、タイミングまでは告知されていなかったので「結構序盤のうちにやるんだな!」って感じでした。
 照明を明滅させて災害の発生を知らせる演出があったのですが、天井の照明が赤く明滅してるのは地味に見ごたえがあって。照明を生かした演出も割と楽しそうな劇場なんだな~という発見をしたりして。

 地震発生のアナウンスがかかった後、しばらく「状況を確認しています」とのことで待機。
 5分ほどして「東の奈落から火災が発生した」とのことで避難が始まります。
 ホールを出て、移動し、階段をてくてく降りていって、私の避難が完了したのは避難の開始から11分後。
 地震発生からは17分後という感じでした。
 早いのか、遅いのかは、よくわかりませんけど。
 ただ、座席は半分以上が空席だったので(埋まってる座席は、均等に散らばっていたので、意図的に人数を絞っていたのかな?)、満席での公演での避難になると更に時間がかかるでしょうから、大変そうな劇場だなあ……。
 ちなみに4階のサイド席にいました。

 階段は、ごく普通の階段だと思うのですが、芸術ホールのような見栄えの良さとか照明とかはなく、避難用ですよーという感じ。パイプむき出しの通路歩いている的な気分がちょっとある(笑)完全に建物内にあって窓もないので、ずっと歩いていると圧迫感っていうんですかね……天井がもう少し高ければ違うんでしょうけど、人みっちりで歩いていると酸素が薄いような気分がしてきて憂鬱になりそうでした(笑)

 私は、特に耳に障害の無い健康体(のはず)ですが、全体的にアナウンスが遠く、聞こえにくかった印象があるので、耳が聞こえにくい方だと大変だったりするのかも。
 係員は座席の後方センターあたりにいたので(これはたぶん、ホールとホール外の通路を行き来する都合上、扉付近を中心に動くからだと思います)、センター後方の出入り口に近い席だと、万が一の時に安心かも?
 前方席にはない、後方席だけのメリットに気付けた、という意味では私にも有意義な避難訓練でした。

 避難訓練後は劇場に戻り、残りの演奏を聴けるのですが、避難訓練後の座席は自由席とのことで、1F前方のお席で聞いてきました。
 これは嬉しい誤算。おかげで、開館準備トレーニングとあわせて、色々なお席を体験することができ、非常に今後の参考になりそうな体験ができました。詳しくは次で書きますね。
2018/08/26 (Sun) 05:55 | 雑記 | コメントする(0) | Trackback(0)
「札幌文化芸術劇場hitaru」に行ってきたお話、続きです。前の記事はこちら

 この日、私の座席は2階席の最後列でした。真ん中ではないけれど中央に近いところです。フロアとしては7Fなので、高さ的には、真ん中よりも少し上、となるのでしょうか。札響の公演を聞いた感想としましては、

●音響
 とにかく音響の良さがウリだというhitaru。
 正直、音の良さというのは、いまいちピンと来ないのですが(いや、演奏はとても素晴らしかったんです。ただ、その素晴らしさが「設備が良いから」なのか「楽器が良いから」なのか「演奏者の腕が良いから」なのか、どこ由来のものなのか、よくわからないというのが、素人目線からの本音なのです/笑)。

 音はしっかり聞こえました。
 一番後ろの席でも、音が遠いという感じは全然しませんでしたね。

 構造的なものだと思いますが、オーケストラピットでの演奏はコンパクトにまとまっていて、舞台上での音色は大きく広がるからか迫力、ボリュームがある。そんな感じの印象がありました。
 コンパクト、と書きましたけど、前半のオーケストラピットからの音色も別に、遠いとか音量が物足りないとか、そういう印象は無いんです。舞台上からの音は前方(客席側)に向かっていく一方、オーケストラピットからの音は上、天井側に向かっていくはずだから、そのあたりの違いで聞こえ方に差が出るのかな……?

 かすかな弦楽器の音色もしっかり拾えていた、ように思います。
(が、私あんまりクラシックの生演奏を聴くことないので、本当にこの評価が正しいという保証はしません。笑。ただ、かき消えてしまいそうな微かな音が心地よく聞こえていたな~、みたいな気持ちがあります。CDを聴くときも、スピーカーとイヤホンだと聞こえ方が違うけど、イヤホンで聞くときの感じに近いかなという……)

 あとは管楽器の音色が「飛び跳ねているな」って印象だったんですけど、こういうのは、どういうことなんでしょうね。軽やかで気持ちよくなる響きで、なんだか楽しかったのですが。音が生き生きとしていたということなんだろうか。うーん、よくわからない。

 ざっくりですけれど、「マイクを通さない音」、生声、生歌、生演奏などを楽しむには良い劇場なのでは?と感じました。お芝居なら、ぜひマイクなしで聞きたいですね。


●ステージの見え方
 見えます。豆粒という感じではありません。
 でも、表情はよくわからないし、指先の細やかな動きとかも、よくわからない。大まかな動きは解るけど、細かいものになると厳しいかなーと。演者さんをじっくり見つめて機微を感じ取りたい、というような場合だと、最後列は物足りなさのある座席かなと思いますね。
(たとえば、演劇で細やかな表情や仕草までしっかり楽しみたい、という場合だと、そういうところまでは見えないお席だなーていう感じです)

 また、2階席や最後列だからといって、視界が妨げられるような感じはないです。
 視界が開けていて、程よく見下ろすような感じになるので、舞台全体を見るには見やすい席かな、と感じます。オーケストラピットを見ている時は、座高の高い男性の頭が少し気になったりしましたけど……まあ、元々そこは見ること想定してないと思うので……。
 距離はあるけど、見辛いっていう感じはないです。

 オーケストラピットは全体の4分の3くらい見えていた感じかな? さすがに前側は見切れていましたけど、結構しっかり見えていたと思いますので、オーケストラピットの様子を見たいなら上階オススメかなって思いました。


●座席
 座ってみての感想は「楽だなあ」でしょうか。
 疲れた感じはなかったです。足元(前後の座席の間隔)にややゆとりがあるのも良いのかな。

 当日、髪を後ろで束ねていたのですが、背もたれに束ねた部分がぶつかってしまうようなことも無かったので、その辺も快適でした。
(映画館やイベントホールって、ときどき背もたれに束ねた部分がぶつかってしまい、髪を解かなければいけないことがあって(解かないと変な姿勢になって首が疲れてしまったり、結果的に前のめりな姿勢になってしまうので後ろの人の視界を妨げる原因になってしまう……等々)。
 でも、このホールは、そういう心配しなくて済みそうで安心しました)

 座席の前後の間隔は「若干ゆとりがある」程度で、狭くはないけど広くもないです。
 座っている人の前を横切って自分の席に向かう時は「苦労はしないけど、別にスムーズというわけでもない」という印象でした。小柄な方、細身の方同士なら悪くなさそうですが……。ただ、立ち上がって通れるスペースを作ってあげないと人が通れない、みたいな狭さでは無かったので、そこは楽だなあ、って思います(実際、当日の私の席の前を男性が通る時なども、特に席を立ったりはしていません。座りっぱなしで良いのは楽ですね)。

 なお、新しめのホールで見かける「ハンドバックを下げるためのフック」とかを期待していたのですが、ありませんでした。前席の背もたれ周りに隙間がないので、傘を立てることも無理です。エントランスなどを見ても傘立てが設置されていなかったので、座席に持ち込む形だと、ちょっと色々と面倒臭そうだなと思ってしまいました。
 クロークがあるので、荷物はそこに預けてしまうことが大前提ということでしょうか。傘も預かってくれると良いのですが。


●空調
 暑い寒いよりも、ものすごく乾燥していることが気になりました。
 ホール内は飲食禁止というのもあって、後半は喉が痛くて辛かったです。私は次からマスク持参します。


 ……ホール内はこんなところでしょうか。
 ホール外のあれこれはというと、


●日差しが強い
 ビルがガラス張り&周囲に日差しを遮るものが少ない立地なので、真夏の晴天の13時台だと、さすがに暑く感じました。ホール内と比べても冷房が効いていない感じがしたので、夏場は軽装で入場し、席に着いたらカーディガンを羽織る……とかが良いのかも。

●エスカレーターが1つしかない(一方通行)
 開演前と休憩時間は上行き、終演後は下行きのエスカレーターとして運用されていました。一度上がってしまうと、降りるには階段を使わなければいけません。階段はエスカレーターとは別の場所にあります。
 ちなみに私は、まず最初に自分の座席を確認しにいって、それからエントランスやロビーに戻っていろいろ見て回ろう……と思って、さくさく上にあがってしまった後でこれに気付いたので、不便な目にあいました。
 上のフロアへ向かう時は、もう下のフロアへは戻らないという前提でいくのが良さげです。

 なお、下への移動は階段を使うように誘導されます。エレベーターへの言及はありませんでした。そういえばエレベーターの表示を見た記憶がありません。もしかして劇場内にエレベーター無いんでしょうか……。

●女子トイレ
 個室は5Fが10、7Fが6でした。
 全フロアのチェックはしていないのですが、上階の方が個室が少ない造りのようですね。今回の来場者は男女半々くらいだと思うのですが、休憩時間には結構列が伸びていたので、来場者の性別が偏るようなイベントだと大変かもしれません。

 なお、私が見た範囲では全部洋式でした。

 あとのトイレ周りの設備は、
 荷物をかけるためのフックはドア上部に1つ、傘立て無し。手すりなし。便座消毒用スプレーの設置なし。音消し装置あり。ウォシュレットもあったと思うけど、うろおぼえ。
 手洗い場にソープあり、消毒液などの設置なし。ペーパータオルあり、ジェットタオルなし。メイク用スペースあり(鏡と棚があるだけの場所です。幅は4人くらいが並べる程度でしょうか)。全身鏡は多分無かったと思うけど、うろおぼえです。
 おむつ台やベビーチェアの設置ゼロ。児童サイズの便器や手洗い場なし、男児用の便器も無し。個室の鍵は一般的な高さの物が1つで、幼児の手の届かない上部にはついてません。身障者用トイレ併設されてません。……このへん、全部のトイレで完全にゼロなのか、どこかにはあるのか、ちょっと不明なのですが……エスカレーター等の件も併せて、一部の方は利用を躊躇したり諦めることになってしてしまいそうなくらい、苦労しそうな施設だな、と感じています。

●ゴミ箱がない
「ゴミを捨てたいんですけど、ゴミ箱はどこですか?」と尋ねたら「ありません」とのこと。大抵こういう場合は「お預かりしますね」とゴミを回収してくれるものですが、そういう形でもなかったので、ごみは捨てられない会場だと思った方が良さそうです。
 ……あまり具体的に書かないようにしますけど、マナーの悪い人が混ざると一気に不快なことになりそうなので、普通にゴミ箱を設置して欲しいなあ……。

●同じフロアに、複数階が混在している(不慣れだと迷いそう)
 私は2階席の後列で、フロア的には7Fでしたが、この7Fは「2階席後方」と「3階席前方」への入口があるフロアでした。2階席と3階席が同じフロアに混在している構造です。その一方、2階席前方の座席は、また別のフロアに入口があるという形なので……ちょっとややこしいです。
 ふわっと「2階席って書いてあるから、こっちで良いんだろう」くらいで歩き出しちゃうようなタイプの人だとフロアを間違いそうです。
 また、うっかり間違って上のフロアに上がりすぎてしまうと、階段までいって降りてこなければいけなくなってしまいますので、館内スタッフに尋ねながら、慎重に上がっていくことをお勧めします。
(今回は案内係のスタッフがそこそこいたけど、これどんなイベントの時でも、ちゃんといてくれるのかな……)

●ロビーの椅子が少ない
 ホワイエは6Fですが、7Fのエスカレーター脇のスペースにも椅子が8つありました。ただ8つなので、休憩時間にトイレ行って戻ってきたら、もう座るなんて絶対無理って感じでしたね。
 ホール内は飲食禁止なので、ロビーで……となるわけですが。ホワイエに降りるには例のエスカレーター問題があるので階段を歩かなくちゃいけないため正直とてもめんどくさい。同様に考えた方が多かったのか、そこらへんの壁際に立って水分補給してる人が多かったです。
 ホワイエも、座る場所がたっぷりあるというわけではないので、座れたらラッキーかな。

 ……と、まあ、こんな感じでしょうか。

 書いていて思いましたが、ホール内に対しては概ね好印象、満足感があるのに対し、ホール以外の部分にはイマイチさが目立ちますね……。
 新しい施設だから、細かい所まで色々と行き届いた快適な施設になることを期待していた所がありましたので、残念な気持ちになってしまったことは否めません。
 が、こういう施設なのだと事前に把握できていれば、対策をして訪れる事はできるようになるので、やはり今回のイベント、行ってみて良かったです。
2018/08/05 (Sun) 04:33 | 雑記 | コメントする(0) | Trackback(0)
 2018年、今年の10月7日に「札幌市民交流プラザ」という施設がオープンします。札幌市の中心部(本当に札幌のど真ん中の一等地です)に建てられた大きな複合ビルで、その中にできる目玉が「札幌文化芸術劇場」。通称hitaru。4Fから9Fまでの6フロアぶち抜きで、4階席まである大きな劇場です。

 オープンよりも2か月ほど早い8月4日の土曜日、「開館準備トレーニング」と銘打ってイベントが開催されました。参加者は公募による抽選。無料(発券手数料の108円だけ自己負担)。

 応募してみたら当選したので行ってきました。
(座席や設備の詳細なレポは次の記事になるので、情報だけ欲しい方はこっちどうぞ)


 イベント内容は、事前に「ご来場の皆様の誘導やホール音響の検証を実施させていただきます。」とだけ告知されていたのですが、参加者の欄には「札幌交響楽団」。

「てことは、札響の演奏がちょっと聞けたりする感じかな?」
 位の気持ちでいたわけなのですが。

p_180804.jpeg


 プログラムこんな感じでした。
 何これ、「ちょっと」とかいうレベルじゃない。ガチなやつじゃないですか。
 びっくりして案内係のお姉さんに「今日の終演時刻は何時の予定ですか?」と聞いてみたら「16時」とのこと。
 イベント開始は13時45分、演奏開始14時です。
 間に休憩もあるとはいえ、なんと2時間もあるじゃないですか。

 札響の演奏を2時間も聞いて無料でいいんだ……すごい。
 ちょっとクラクラしました。

 さて、今回のイベントは、まず残響測定から。これは設置したスピーカーから音を流し、その反響を録音してデータとして役立てるものなのだそう。無人の状態では既に測定しているけれど、客席に人がいる状態でのデータが採りたい、という趣旨のようでした。
 我々観客は、ただ黙って座ってるだけです。でもこういう場面に居合わせる経験など普段まずありませんから、面白い経験でしたねー。
 スピーカーから流れてくる音は、音楽とかじゃなくて、なんというか、本当にただの「音」です。何かに似ているなとぼんやり考えているうちに「欽ちゃんの仮装大賞で得点のゲージが増えていくときの音」だなと思い至りました。合格のファンファーレとか不合格の鐘とかは鳴りませんけど。あんな感じで音が下から上の方へ流れていくのです。
 あまり大きな音でもなく、むしろこれで反響が調べられるんだー、と不思議な気持ち。

 測定が2回あるのは、イベントのうち前半の演奏は舞台前の床下にあるオーケストラピット(舞台の幕は下がったまま)、後半は舞台の幕を上げて舞台上で行われるためだったようです。というより、この2つのデータが欲しいから、前後半でステージ構成を変えているということなんでしょうね。観客側としては、ふたつの演奏の違いを聴き比べできるわけですので、ただただ単純に贅沢で恵まれたイベントだなとしか。
 クラシックに造詣が深いというわけではないのですが、メジャーな曲ばかりでしたし、バリエーション豊富で聞いているのが楽しい楽しい。カルメンとかくるみ割り人形とか好きなので、それはもうテンションが上がりました。
 残響測定をやったこと以外は、もう本当にただの札響のコンサートで(トレーニングと銘打ったイベントですが、リハーサルとかじゃないので普通の演奏会でした。演奏の途中で中断したりとか、そういうのは一切無かったです)、あっという間の2時間ほどでした。

 hitaruのこけら落とし公演は10月7日のオペラ「アイーダ」なのですが、客席に観客を入れての一番最初の公演は、この「開館準備トレーニング」なんですよね。本当の意味での初公演に居合わせることができて、しかも、こんなに素晴らしい内容だなんて。とても有難く貴重な経験をさせて頂きました。当選できて本当によかった。
「平成最後の夏は、この年にオープンしたhitaruの一番最初の公演を見に行ったのよ!」と、事あるたびにネタにしていきたいと思います(笑)。


 館内の設備の事とかも詳しく書こうと思うですが、長くなったので、次の記事に分けますね。

2018/08/05 (Sun) 04:13 | 雑記 | コメントする(0) | Trackback(0)
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