
「なんでも魔女商会 お洋服リフォーム支店」を読みました。
児童書です。文字が大きくて、ふりがないっぱい、挿絵もいっぱい。小学生低学年くらいの女の子向けかな?みたいな本です。子供向けの本だけど面白い、と聞いて読みました。
面白かったです!
最近引っ越してきた主人公「ナナ」ちゃんが近所の森の中で見つけたのは、小さなお店。その名も「なんでも魔女商会、お洋服リフォーム支店」!
お店の店主はナナと同い年くらいの女の子「シルク」。シルクの傍には「めしつかいねこ」の「コットン」が一緒です。そんなシルクの店にやってくる、お洋服リフォーム依頼を巡る人間模様とかが描かれています。依頼人は動物だけど。(ねずみの依頼で、くまさんのためにドレスを作るお話でした)
シルクのツンデレぶりとか、コットンの執事ぶりとか魅力です。ナナちゃんが可愛い普通の女の子なので、共感しつつ、ほわほわします。
ストーリーも、心温まる、ほんわかーな感じで。癒されますね。
ただ魔法でちょちょいのちょい、でお洋服を作るだけじゃ2流だ、みたいな、職人としてのこだわりとか持論とかを持っているシルクちゃんが非常に可愛いです。子供向けの本だと侮るなかれ、ですよ。きちんと考えさせられるテーマを織り交ぜられており、これは非常にいい本だと思います。
いい年した大人なので「文字大きいなー」とかは思いますけど、物足りない感じはぜんぜん無いです。さすがにすぐ読み終わってしまいましたけど(苦笑)。でも1時間くらいのボリュームはあります。
イラスト満載な本は、ある程度の年齢になるとコドモっぽいと思うようになるわけですが、まあ大人になってしまえば、あんまり関係ありませんから。今読むといいものですねー、こういう本。楽しくなります。可愛いイラストが多いんですよ、これがまた。大人が読んでも十分に楽しめる、という意味で、いい拾い物をしました。
シリーズいっぱい出ているようなので、次のお話もまた読んでみようかなと思います。
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