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田村由美-生命の熱量- (フラワーコミックス) 先日、漫画コーナーを歩いていたら、こんな本を売っているのを見つけまして!
 かっこよくて高級そうなケースに入った、分厚い短編集。サイズはA5で普通の漫画のコミックスよりも大きめ。そして、別冊付録としてイラスト集までついてくる!
 という凄い本で、お値段2600円+税。

 こんな本が出ているだなんて知らず、本屋でいきなり発見して釘付けです。というのも私、田村由美さんが大好きなもので。書店で見かけたものには帯が巻いてありましたが、そこに収録作品が書いてあるわけです。

「女神が落ちた日」「4人の女」「霧の家」「不幸作家と呼ばれたい」「彼女は誰を殺したか」「きねづかん」「踊る教室」。
 うん、全部タイトルだけで内容わかる(笑)。どれも面白いのばかりです。
 田村由美さんというと、長編で有名って印象ですが、でも短編がね。読み応えあるんですよ。人間の内面にずぶずぶ入り込んで、きっつーく「ぐさぐさっ!」とやりつつ、でも面白いなあっていう読後感を与えていってくれる、良作いっぱいなんです~。

 私は田村さんの短編だと「きねづかん」が一番好きなのですが、それが収録されていて。比較的最近の田村さんの短編の中では、わりかしライトで明るくてほのぼのーとする作風の「不幸作家と呼ばれたい」も読んでて楽しい作品ですし、「4人の女」は、田村さんの作品では割と多いダーク系ではあるものの非常にせつなく、心理描写がそこまでエグくないので、読みやすくて読後感が良くて泣ける。「踊る教室」も、気が強くて男勝りの女の子が恋……するわけじゃなくて、戦って戦って戦う話だったりとかして。
 田村さんといえば、「少女マンガと思うな」な作風が特徴なんですけど、この辺の短編も割とそう。中学生や高校生の女の子が恋をする、みたいな話はではありません。BASARAみたいに、そこまでバトルもの戦記ものって感じでもないし、7SEEDSのようにサバイバルって感じでもないのですが。
 人間ドラマが描かれる、というのは共通しているから、いろいろ考えさせられる内容ではあります。
 ……下手にコメントするとネタバレしそうだからー。この辺にします。

 とにかく面白いので、ぜひ読んでください。とオススメしつつ。

 別冊付録の画集は、代表作「BASARA」と、現在連載中「7SEEDS」のリバーシブル仕様。それぞれ32ページずつ作品紹介、キャラクター紹介、インタビューがイラストと一緒に掲載されています。カバーと思いきや、はずすと折りたたまれたBASARAのポスターになるという、嬉しい仕掛けもくっついてますよ。
 この別冊の7SEEDS側が、今までの話がいい具合に纏まっていて、なおかつキャラ紹介でメインキャラが分かりやすく纏まっており、「今までのおさらい」にちょうどいい感じです。これすっごくいいと思いますね。BASARA側は、たぶん私の思い入れが強いせいだと思うんですけど、32ページのまとめじゃ物足りない(笑)イラストもストーリー紹介もキャラ紹介も、もっともっと欲しいよ!てな感じで……すんごくBASARA読みたくなって困ります。徹夜くらいじゃ全然読み終わらないボリュームなのに!
 というわけで3000円と、漫画にしてはお高めですが十分満足しました。買ってよかった。

 あとがきによると、田村由美さんは今年デビュー30周年なのだとか。30周年! そんなになるのですね。今後もいっぱい、面白い作品が読めるといいな、楽しみです。
2013/02/06 (Wed) 23:38 | | コメントする(0) | Trackback(0)
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