サモンナイト3 PSPに移植された「サモンナイト3」をプレイしました。なんと10年越しのシリーズ復活!そして移植!ですよ!

 もともとサモンナイトシリーズはフライトプランが開発していたわけですが、そのフライトプランがお亡くなり(倒産)になり、権利を持つ会社がバンプレスト→バンダイ→バンダイナムコと移動していった結果、「まあもうシリーズの続編とか復活とか見込めないよねー……」という状況から、まさかの復活&移植です。びっくりですよ!

 というわけで、移植第1段のサモンナイト3です。なんで最初が3なのかというと、1と2は昔のPS版のまま、アーカイブスで配信されているからです。それぞれ600円。前作の話が分かっていた方が楽しめる仕様なので、できればDLしてプレイしておくことがオススメです。まあ2作品あわせて1200円ですから!お手頃ですよ、ぜひ!(力いっぱい布教)

 で、3と4はリメイクしてPSPに移植されたわけですね。
 アーカイブ配信とリメイク移植ってどう違うの?って感じですが、どう違うのかといいますと。
(1)システムが改良されました
 特に戦闘周りが大改良。もう革命!と言っていいくらいに変わりました。
 まずは「スキル」。キャラクターそれぞれにスキルの概念が導入されて、レベルアップや敵の撃破によって手に入るポイントを使って、スキルを獲得するシステムが出来ました。
 これがPS2版と劇的に違う。
 キャラにどんな特殊能力を獲得させるか、はもちろん、伸ばすパラメーターを決めてそれを強化したり、得意な武器にポイントを割り振って更に武器への適正をあげたり。防御系にスキルを割り振ったり、反撃能力をあげたりすることもできます。必殺技の習得も、このスキルポイントでの獲得という形がとられるようになりました。
 これが本当にすごい。キャラを育てている感じがあるし、強くしたいキャラに敵をがんがん倒させてスキルポイントをつぎ込む、なんて感じで育成したりできます。
 従来、サモンナイトシリーズとは「強くしたいキャラは、とにかく経験値を突っ込んでレベルをあげる」というゲームだったのですが、今回のリメイクの結果「レベルはさておき、とにかくスキルポイントを獲得してスキルをGETさせまくって強化する」というゲームに変わりました。ぶっちゃけ別物です。すごい。
 キャラ育てるの、めっちゃ楽しいです。
(2)イベントイラストが増えました
 昔はイベントイラストなんてもの無かったので、それを考えるといっぱい増えました。一枚絵が表示されるシーンが10箇所くらい(?※うろおぼえ)あるので見た目が派手になりました。
(3)夜会話システムの強化
 サモンナイトシリーズは、恋愛ゲームさながらに「好感度」や「エンディング分岐」が存在するゲームなのですが、今回その関係のシステムも強化されました。具体的には、夜会話のたびに表示されるキャラグラフィックが一新され、普段の会話シーンでは使われない、夜会話専用グラフィックになりました。全員分、新しいグラフィックがありますよ、すごい。
 それから「夜会話ギャラリー」! 全10話以上あるこのゲーム、夜会話は毎話1回ずつあるのですが、その会話内容を保存することが一切出来ない仕様でした(保存しようとするとセーブデータの数が膨れ上がる)。ところが今回、この夜会話をコレクションするシステムが……!ちなみにエンディングも見れるようです。この機能だけでいいので1と2にもつけてくれませんかコンプするのに……!
(4)傀儡システム
 サモンナイトは主人公とパートナーが選択制だったり、プレイの仕方によって仲間にならないキャラなどがいるのですが、今回、そのプレイで登場しないキャラ、仲間にならない(ならなかった)キャラを「傀儡」として召喚してパーティメンバーにできるシステムができました。しかもこれ、2週目からの追加要素なのですが、それを生かして敵キャラまで召喚できまくるという物凄い仕組みです。敵ボスと一緒に戦えるとかユニークすぎるのですが(笑)、この結果、使えるユニットが50人をらくらく超えちゃうのでパーティメンバーが……すごくカオスになります……。
 1戦闘に出撃できるキャラが8人のゲームなので、やろうと思えば本編のメインキャラゼロ、みたいな編成もできちゃいます。これがまた面白すぎてゲームを別物!ってくらい楽しませてくれます。

 他にも細かいところはいろいろと変わっているのですが、大まかな変更点はこのくらい。
 プレイしてみての感想は「すっかり別のゲーム」ですね。シナリオは同じなのに、なにこの凄まじい別物感……という驚きがすごいです。すさまじいですよ。でも面白いのです。
 これはすごくいい移植だと思いますねー。
 追加要素が、ことごとくいい方向に作用しています。
 傀儡とか、別にいらないなと思ったら、使わなければいいわけです。でも繰り返しプレイするこのゲームの性質を考えて、使えるキャラをわらわらっといっぱい用意してくれているのは、選択肢が広がるという意味で、いいと思うんですよね~。

 マイナス面があるとしたら、
(5)召喚術レベルの改良
 ですね。全体的に、キャラの使える召喚術のレベルが低くなりました。
(ほぼ全キャラ1ランクずつダウン)
 強い魔法をがんがん使いまくるプレイは、これによって結構厳しくなっています。最強魔法はSランクなのに、召喚術レベルを伸ばしたキャラでも扱える召喚術のレベルがA止まりなんですよ。Sランクの1個したまでしか使えない。
 Sランクを使うには、「その召喚術の使用できるレベルをあげるアシスト能力を持つキャラ」をうまく利用しないとダメらしい、のですがこれが面倒くさい。ここは昔のように、召喚術をキャラにさえセット(装備)しておけば、最強魔法が撃てる仕様がよかったなー。
 主人公は「召喚術の専門家じゃないけど、レベルが上がると、そこそこ強い召喚術が使えるようになる」という立ち位置だったのに、PSP版は育成してみても、あんまり強い魔法が使えないから寂しいなあ、という感じの印象になってしまいます。サモンナイトは、召喚術がメインストーリーに関わるゲームなので、ここは魔法ががんがん使える爽快感を残して欲しかったなー、と思います。

 不満点はそのくらい。これが気にならないくらいスキルのシステムが面白い&楽しいので、総合的にはプラスです。リメイク前のをプレイしてない人なら、もっと気にならないでしょうから、より良い面を楽しめるんじゃないでしょうか。
 シナリオは突っ込みどころもあるので、キャラ萌えじゃない人にはテンション下がるところもあるかもしれませんが、キャラ萌えするタイプの人はそっちが上回るだろうから絶対大丈夫だと思います(笑)かなり面白いリメイクになっているので、ちょっとでも興味のある方はもちろん、旧作プレイしている方にもぜひ、とオススメです。
 10年ぶりにプレイしてみると、昔とはまた違った感想をストーリーに抱いたり、昔とは違うキャラのいいところが見えてきて、昔はなんとも思ってなかったキャラが好きになったり、みたいな新発見があって、懐かしみながらも新しい楽しさがありました。
2013/01/27 (Sun) 20:11 | ゲーム | コメントする(0) | Trackback(0)
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