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断罪のマリア la Campanella 初回限定版 以前プレイした「絶対迷宮グリム」を製作した「花梨エンターテイメント」さんの新作ゲームです。絶対迷宮グリムが面白かったので、こちらも買ってみることにしました(絶対迷宮グリムの感想はこちら)。

 結論としては、この作品も大変面白かったです。

 ちなみに、新作とは言いつつも、絶対迷宮グリムのようにリメイク版なので完全新作ではありません。
 もともと、PC断罪のマリア→PSP絶対迷宮グリム→PC絶対迷宮グリム(私がプレイしたやつ)→PSP断罪のマリア(今プレイしたやつ)、という順番で発売されているようですね。だから新作というべきなのか1つ前の作品と呼ぶべきなのか……(笑)
 プレイしてみた感想としては、これは十分に新作と呼べるものだと思うので、新作でいいと思うんですけどね。

 さて内容。
 法王庁からやってきたエクソシスト「メアリー・クロウ(洗礼名マリア。大抵こっちで呼ばれる)」は、悪魔と契約して悪魔を祓う異端のエクソシスト。話は彼女が日本に派遣されたところから始まります。
 マリアは呪いによって、今年の万聖節(11月1日)に死を運命付けられています。それに抗う方法はただひとつ、自分の血筋に呪いをかけた悪魔、アザゼルを倒して呪いを解くこと。
 というわけで、日本で悪魔祓いをしつつ、日本の滞在先「聖バルビナ学園」のエクソシスト達と絆を深めていったりするわけなのですが。

 このエクソシストが曲者&人格破綻者ばっかり!(笑)
 このゲーム、エクソシスト部隊であるところの「スピリタス隊」と、敵対する悪魔崇拝組織「クラブヘルファイア」を主軸に進んでいくんですけど、敵の悪魔崇拝者たちがイカれてるのはいいにしても、味方側のエクソシスト達までぶっ飛んでるってどういうことなの……(笑)
 天使も天使でアレなのが多く、こんなんでこの世界は大丈夫なのかと心配になってしまうくらいの勢い。まあ、後で大丈夫じゃないって事がわかるんですけど。

 とまあ、そんなぶっ飛んだキャラクターたちとの「面白おかしい学園ライフ」が前半、中盤からは本来の目的だったような気がする「悪魔アザゼルを倒して呪いを解く」という目的に戻りつつシリアスに話が進んでいきます。前半のギャグパートの多さに、面白いんだけど面白いんだけど「お前らそんなことしてる場合か!」と思わず突っ込んでしまいます……(笑)
 で、前半の学園重視パートでの選択肢が結構多く、このへんでどんな選択をしたかによって好感度と、誰のルートに入るかが決まります。好感度が高いキャラのルートに入る、というわけじゃなくて、それはそれとして選択肢の選び方次第でルートが決まるらしく「あれ、いつの間にか○○のルートに連れて行かれてる!?」ってことも、しばしば。

 ルートのあるキャラクターは、スピリタス隊のエクソシスト4人+幼馴染(途中でスピリタス隊に合流する)+使役してる悪魔+ヘルファイアのキャラ5人+謎のエクソシスト、で合計12人。なのですが、このうち10人はED2つあるので、最終的には22ルートあります。困った事に大半のキャラが好感度や選択肢で分岐するので、かなり厳密なタイミングでセーブデータを保存するか、いちいち最初からやり直さないと同じキャラのEDでも一気に見る事はできません。私はもう面倒くさかったので全部最初からやり直してスキップしまくりました(笑)
 長かった……とにかく長かった……このゲーム共通ルートも長いけど、各キャラのルートに入ってからも結構長いんだこれが……。ボリューム満点です、文句なしに長いです。

 さて、先にも書いたようにこれはリメイク版なのですが、以前のと何が違うのかというと、このルートの多さなのですね。使役している悪魔(ウリエル)と、謎のエクソシスト(ダークネス)以外は全員1つずつルートが追加されているのです。リメイクしすぎ。
 追加ルートは「恋愛ルートが追加」と紹介されていて、どれが追加ルートでどれが元からのルートなのかは、メモリアルのシーン回想の方で見分けが付くようになっています。

 ……「恋愛ルートを追加って、じゃあ昔のやつは恋愛ルーとなかったの?」って感じだったのですが、プレイしてみたらよく分かりました。基本的に淡い恋心を抱いてるような関係にはなってるんですが、恋人にならずに終わったりとか、最終的に死んでて悲恋になってるとかそういうのばっかり。なるほど、巷で言われている「恋愛しない乙女ゲーム」ってこういう意味だったのね!と物凄く納得。
 追加されたルートでは、ちゃんと恋愛してるしハッピーエンドにもなってます。ただ「マリアが幸せになっているかどうか」が基準らしくて、「マリア幸せそうだけど、これってハッピーエンドか……?」ってのもチラホラ。ジョーカーはもうちょっと普通の幸せになれるルートが欲しかったなあとか、イルミナはイルミナのルートだけでちゃんと話が分かるようにしておいて欲しかった、とかが不満点でしょうか。

 個人的に好きなのはクラウスルート。幼馴染で途中から日本にやってくるキャラなのですが、もう背景設定からルートの展開から何もかも全部ツボすぎて。あ、あとドイツ語かっこいいです。
 クラウスは恋愛ルートが追加されているけど、私の好みは昔からある方(エクソシストED、とされている好感度が低い場合のルート)ですねー。これは十分に恋愛していると思うの!このなんともいえないじれったさと切なさがたまりません。
 あと、天使のキャラ設定がイマイチ好きになれないせいかもしれませんが、クラウスの連れてるボルドギーザーのいい人ぶりがまたいいのです。悪魔なのにね……。そしてやっぱりドイツ語が素敵。クラウスとギーザーは同じ声優さんが担当しているのですが、ご本人がドイツ出身らしいですね。道理で。
 あとは、大団円ルートにあたる法王庁シナリオでしょうか。いろんなものに決着を付けてくれるルートなので、やっぱりスッキリします。あと、悪魔ウリエルの話もスッキリまとまって、ウリエル恋愛EDとして最終的に綺麗に終わっている所も。ウリエルの追加ルート&追加EDがないのは、おそらく最初からもうこのシナリオがあったせいでしょうね。

 ただし、最終的に、このゲームの結構大きな所を占めている「悪魔祓い」「天使病」の設定には決着が付いていないような気がするのが。キャラの設定とかには決着が付いたけど、この世界の問題点そのものは、あんまり解決していないよね結局!……っていうのが残念な感じ。これも最後には何とかして欲しかったなー。
 設定関係は、他にも矛盾とか辻褄のあわないところとかあるのが惜しい。キャラの言動もときどき矛盾してるからなー。そこもっと丁寧だったら良かったのに、とは思わなくもないです。せっかくのリメイク版なのだし。

 なのでまあ、細かいところが気になっちゃうタイプの人にはあまり向かないと思いますが、キャラは面白楽いし、シナリオも学園生活とダークな感じと切ない感じをいろいろと幅広く楽しめるし、なんといってもボリュームもすさまじいしで、楽しめるゲームだと思います。やみつきになるといいますか。
 逆に長すぎて、途中で飽きるかも?って心配してましたが、全然大丈夫でした。スキップ機能がないと辛かっただろうな、とは思いますけど……(笑)

 癖もあるし穴もあるので、全力でオススメ、とまでは言いにくい感じではありますが、面白かったので、設定などに興味を持ったらぜひ遊んで貰いたいなあ。移植前のルートだけだと物足りなく感じると思うので、プレイするなら全力でリメイク版(PSP版)がオススメです。ぜひぜひ。どうぞ。

B0071HDWF0断罪のマリア la Campanella 初回限定版
花梨エンターテイメント 2012-05-31


2012/09/18 (Tue) 00:41 | ゲーム | コメントする(0) | Trackback(0)
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