絶対迷宮グリム 七つの鍵と楽園の乙女 <ディレクターズカット版> 初回豪華版 うっかり買ってしまいました。
絶対迷宮グリム」。もともとPSPで発売されていたソフトらしいのですが、追加シナリオなどをくわえてPCゲームとして再販売されたディレクターズカット版。音質や演出なども向上しているそうです。

 ハートの国のアリスをプレイし始めたら、最近の他の乙女ゲームってどんな感じなんだろう? と気になってしまいまして。いろいろ見ているうちに面白そうだと思ったこれを、ついポチっとやってしまったのです。買ってしまったのです。

 で、まあ、結論から言いますと。
 とても面白いゲームでした。

 まだコンプリートしたわけじゃない(というかクリアしていないキャラの方が多い)のですが、これはもう面白さ申し分なし。メインストーリーのよさがとにかくいいので、多分これもうあと誰のキャラのルートをプレイしても面白いんじゃないかな! という感じで。

 物語の舞台は王子様やお姫様がいて、魔女や魔法が普通に存在しているようなファンタジー世界。童話モチーフなのもあって「メルヘンファンタジー」的な雰囲気なのですが、一見絵本のような可愛らしさを持っているのに、「本当は童話って怖いよね」「残酷だよね」という部分をよく表している(イベントの節々や、終盤などで実感できるようになっている)のが、面白いところ。

 主人公はヘンリエッタ15歳。10歳のときの日々の様子を描くプロローグから物語はスタートして、そのプロローグの中で長い眠りについてしまいます。目が覚めたら15歳。
 そのせいなのかメンタリティがちょっと子供っぽかったりするのですが、そこが可愛い!魅力的!というキャラクターだと思います。これは私がいわゆる「子供キャラ」が好きなのもあるかもしれませんが。
 主人公にもちゃんと声優さんがついていて、これがまた似合っている。乙女ゲームというより「ヘンリエッタが主人公の恋愛小説を読んでいく」という感じに近いかも。
 私は主人公キャラの恋愛小説を読む感覚で恋愛ゲームを遊ぶので、まったく抵抗感無いのですが、気になる人には苦手なポイントになるのかもしれませんね。
 主人公が名前変更可能なので、他のキャラクターが主人公を呼ぶときなどは、その名前の部分はボイスが無いのですが、これだけ個性が立っているキャラなら名前無しでもいいから、プレイ中にちゃんと「ヘンリエッタ」って呼んでくれたら良かったな。ボイスが歯抜けなのって、なんだかちょっと落ち着かないので。

 ストーリーは前半、メインキャラが出揃う所までが共通で、そこから先は攻略キャラによって分岐していくというスタイルのようです。今までに「赤ずきん」「ルートヴィッヒ」「ヴィルヘルム」「いばら姫」とクリアしましたけど、キャラによって結構展開が違います。赤ずきんは、赤ずきん自身の謎やストーリーは明かされるけどメインストーリーには深く触れない。反対にルートヴィッヒはメインストーリーにガッツリ食い込むし、このルートでだけ(おそらく)仲間を裏切る・寝返るような展開があったりして。ヴィルヘルムはプレイするとメインストーリー絡みで結構重たいポジションにいることが分かるのですが、その立場を踏まえての描写が行われたりとか。
 主人公が妹ポジションだったり、兄妹キャラが他にも出てくる関係で、ちょっとシスコン・ロリコンが多いのは気になるところではあるんですが(笑)序盤で気になっても遊んでるうちにあんまり気にならなくなってきます。不思議。

 あと、なんといってもこのゲーム、女の子が可愛い!
 ヘンリエッタ(主人公)が可愛いのはもちろん、登場する他の女の子キャラ「ラプンツェル」と「いばら姫」がまたいいのです。
 あまりに女の子キャラが素敵なので、ちょっとルート狙ってみたら、もうもう、いばら姫ルートの素晴らしさといったら半端ありません。姫がとにかく格好いいし、女の子同士の友情ががっつり描かれていてポイント高いです。友情っていうか百合ルートだと思うんですが、百合百合しすぎていない百合ルートで大変好感がもてるというか……このへん微妙な好みとか個人の趣味があるとは思うのですが、私にはかなりピンポイントにきてくれまして。
「乙女ゲーム」の「女の子キャラのルート」は、まさにこれ! これじゃないと! こういうのがほしかったの! ……という仕上がりになっていると思います。
 いばら姫ルート、ほんと良かったです。オチまで含めて全部よすぎる。
 これならラプンツェルも期待できそう! という感じがするので、ラプンツェルの攻略は最後の方まで取っておこうかと思ってるくらいです……。ここまで女の子同士の話をがっつりやってくれるゲームは珍しい。ほんといいです。これだけでも買ってよかった。

 というわけで乙女ゲームですので、基本は女性向けなんですけど、ストーリーがファンタジーの王道だし、途中までは恋愛要素低めでコミカル・ギャグ要素強めなのと、先述のように女の子ルートが凄く良いので、男性でも結構遊べるゲームになっているんじゃないのかしら、というのが個人的な印象ですね。男性キャラのルートも、ルートヴィッヒ(メインヒロイン的ポジションの幼馴染キャラ。乙女ゲームだからメインヒーロー?)は王道の王道なので、男性がやっても違和感無いと思うしね。少女小説・少女マンガ・女の子が主人公の少年漫画がいける人なら、多分きっと大丈夫。

 公式サイトでも公開されているオープニングムービーがまた秀逸で、作品の雰囲気をとてもよく表しています。これを見て「面白そうかも」と思える人なら、まずいけるんじゃないでしょうか。
 リンクを貼っておきますが、「キャラ別オープニングムービー」の方だと、登場するキャラの雰囲気がよくわかる(これがまた、本当によくわかるようになっているんだ……)ので、キャラ別ムービーを一通り見て判断するのがオススメ。
 公式サイト:オープニングムービー目次

 いやあ、これはいいゲームを見つけました。ほくほく。
 こういう感じのゲームが他にもあるならプレイしてみたいんですけど、何かあるかなぁ……。


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2011/10/09 (Sun) 15:35 | ゲーム | コメントする(0) | Trackback(0)
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