エンドブレイカー!SCG(セレクトカードゲーム) BUILD&BREAK またもや「エンドブレイカー!」関連になりますが、今度はゲームです。
 「エンドブレイカー!SCG(セレクトカードゲーム)BUILD&BREAK(ビルド&ブレイク)」を遊びました。

 セレクトカードゲームってなんじゃらほい?
 という方にはドミニオンみたいなものです、という説明が一番分かりやすいでしょうか(これもドミニオン知らないと分からないけど)。
 トレーディングカードゲームとは違って、パッケージを1箱買うとゲームに必要なカードがすべて入っています。この箱の中から「今回のプレイに使うカードの種類を選択」して場に並べ、それを使って遊ぶ。だから「セレクトカードゲーム」という呼称になっているのだそうです。
 カードゲームと言っていますが、ボードゲームですね。感覚としては。

 で、とても面白いです!
 ちょうど丸2年前、2009年の2月くらいにドミニオンを始めて触って、「こんなゲームがあるんだ!超おもしろい!」と思ったときの記憶が強烈に残っているわけで、どうしてもそれと比較してしまうのですが、「ドミニオンよりも面白いんじゃないのこれ!?」っていうのが私の感想なわけです。
 原作が付いているタイアップ物だからどうせ……とか、イラストが萌え系だから……とかが悪い方向にイメージをもたれそうなつくりになっているので、大きな声で言っておきます。

 凄く面白いですよ!
 キャラ物系ゲームだと侮ってはいけない。
 ドミニオンを超えるドミニオン系ゲームだと思います。


 ……まあ、作ってるのがグループSNEですから、そりゃあ面白いはずですよってわけなんですが。

 さて、どんな内容かというと。
 いわゆる「デッキ構築系カードゲーム」と呼ばれているジャンルのゲームで、初期手札を元に自分だけのデッキを作っていきつつ、そのデッキを使ってプレイするというゲームです。
 プレイヤーは最初に「酒場」と「ジョブ」のカードを何枚か持っています。
 このカードをシャッフルして、山札にして、上から5枚引く。これが自分の手札となります。プレイヤーはこのカードを使ってプレイするわけですね。
「酒場」のカードでは「ジョブ」のカードを購入することが出来ます。「ジョブ」はそれぞれ能力値パワーを持っており、このパワーを使って「アビリティ」のカードを購入することができます。
 購入したカードは、自分の捨て札行きです。
 そして、自分のプレイターンが終わると、プレイヤーは残った手札と使わなかった山札をすべて、捨て札行きにします。そして捨て札をシャッフルして、次の手番に自分が使うデッキ、山札を作り直して新たに手札となるカードを5枚引く。

 自分のターンに購入したカードは、次のターンから自分のデッキに加わるわけです。
 そして自分の手札になるかもしれない。
 手札は5枚なので、もちろん来ないかもしれない。
(特殊能力、アビリティカードを使うと追加でカードを引けるようになったりするので、最初に引けなくても追加ドローで手に入ることもあるかも)
 ……といったあたりのルールを利用して、自分が有利になるようにカードを購入して、デッキを作りつつ遊ぶというゲームです。

 じゃあ何のためにデッキを強化するのかというと、それは敵とのバトルに勝利するためです。
 プレイヤーたちは「エンドブレイカー!」という正義の味方で、仮面の魔物「マスカレイド」を倒すことを生業としています。

 実は、場にはもう2種類のカードが出ています。
 1つは「シナリオカード」。ここには今、世間で起こっている事件と、解決に必要な能力値パワーが表示されています。手札を出し、解決に必要なパワーを出すことが出来たプレイヤーは、その事件を解決することが出来ます。すると報酬としてダルク(金貨、お金のこと)を獲得できるんですね。
 そして事件を解決すると、もう1つ進展があります。
 この事件の裏側には、暗躍している「マスカレイド」がいたのです! 事件を解決したことにより、プレイヤーたちはマスカレイドの情報を、ちょっとだけ知ることが出来るのですね。

 場に出ているもう1つのカードというのが、この敵の情報をあらわすカード。
 最初にランダムに3枚引いて、目隠し用のカードで情報を伏せつつ敵のカードを並べておきます。ゲーム開始前の準備はこれだけ。あとはシナリオを誰かが解決すると、敵の情報が一段階オープン。3段階目までオープンになると戦闘になります。
 1段階目では、戦闘勝利後に得られるダルクの量。2段階目には敵の特殊能力。三段階目で敵の名前や外見(カードにイラストが書いてある)がオープンになるという仕組みになっています。
 敵の特殊能力は「この敵との戦闘に○○のカードを出すと○○の効果を得る」とか、そんな感じになってます。私が遊んだ範囲では、プレイヤー側にボーナスが入る(攻撃力が増えたり、受けるダメージが減ったり)ものばかりでしたね。

 戦闘になった場合もルールは同じ。自分の所持カードをシャッフルして山札を作ってうえから5枚ドローする。ただし、戦闘では「AT」、つまり攻撃力がが重要になります。出したカードのAT数を比べて、一番多かった人が一番たくさんのダルクを得られます。
 あ、言い忘れていましたが、このゲームは「場の3枚の敵を倒した時点で一番多くのダルクを持っていた人の勝ち」なので、ダルク稼がないと負けます(笑)だからみんな、戦闘になると1つでもATが多くなるようにプレイするわけですね。
 ATが高いのは「アビリティ」のカードです。また、アビリティは特殊能力を持っていて、この能力を使うことで更にATが得られることもあります。さっき書いた「山札から何枚ドローする」というものや、「カードを破壊(このゲームから排除する)することでATボーナスを得る」とか、「この手番のプレイ回数を増やす」といったものですね。
 あ、このゲーム、自分の1回の手番で使用できるカードは5枚までと決まっています。山札をドローしても出せるカードは変わらないのですね。山札からドローするカードと、プレイ回数を増やすカードが同時に手札に来たりすると、コンボ決まっていい感じになったりします。

 ジョブのカードもATを持っています。でも、酒場のカードはATゼロ。戦闘時に酒場のカードが来ると、結構切ない気分になれますね!
 でも今回プレイしたときは、敵の中に「酒場のカードを出すと、1枚につきAT+3」なんて特殊能力を持つ敵が出たりして、なるほど酒場が役立つこともあるんだ!なんてことも。
 AT3は結構強い方なので、なるほど、普段は戦闘でゴミカードになっちゃうけど、この能力があると結構デカいボーナスになるなあ、とか思ったり。

 で、全員がカードを出し終わってATの多い順が決まっても、戦闘はまだ終わらない。
 ここで山にしておいた敵カードから1枚引くんですね。これが「敵の攻撃力」になります。
 はて? 攻撃力に何で対抗するのか?
 実はこれ、自分が戦い終わった後の山札で判定します。自分のデッキのカード枚数=自分のHPとして扱うゲームなんですね!

 またしてもドミニオンの話で申し訳ないのですが、ドミニオンはルールの性質上、自分のデッキの枚数を少なめに押さえ、有利なカードが回ってくる確立を増やしてプレイするのが非常に有効な手として扱われています。
(鉄板、と呼ばれる有効手の代表格であり、セオリーの1つになっていると私は認識しています)
 ところが、BUILD&BREAKではそれをやると、山札の枚数が少なくなりすぎて敵の攻撃に耐えられなくなってしまう。敵の攻撃力は8枚とか20枚とか、まちまちなのですが、ドロー枚数を増やしたりプレイ回数を増やすようなカードと組み合わせて、デッキのカードを回すような戦法でプレイすると、1回の手番に10枚以上のカードを使うこともザラなので、デッキのカード枚数を圧縮しすぎてしまうと、まず敵の攻撃に耐えられず死にます。
(実際、酒場のカードや点数の低いジョブのカードを破棄しまくっていたプレイヤーは、自分のデッキの枚数がかなり少なくなってしまい、勝利点が全然得られない状況になっていました)

 死ぬと、獲得ダルクが半減しますので、最終的なゲーム勝利から遠のいてしまうんですね。
 ここがミソになっているので、いかにして自分のデッキに有利なカードを増やし、それを引いたりうまくコンボが回るようになるかという工夫をしつつ、自分の全体のカード枚数を増やして行いかないといけない。ドミニオンほどの「これが鉄板!」というセオリーがないので、そこがまた面白いというね。
 あ、カードを破棄するアクションは上記のようなリスクがあるため、ドミニオンよりも強力になっているような気がするなー、というのが印象だったり。破棄しすぎないように注意しつつそれなりに破棄しつつ、ダメージが少ないことに賭けてみる……なんていうのもまた、作戦としては面白そうですよね。
(私はそういう博打な手は取らない性格なのですが)

 ……などとルールの話を書いていたら、かなり長くなってきてしまいましたね。
 うーん、では、プレイ感想はできるだけ簡潔に。

 今回ランダムにアビリティカードの種類を選んだため、場のアビリティはP(赤能力値ベース)が5枚、T(青能力値ベース)が3枚、S(緑能力値ベース)が1枚という偏った配分でした。
「PT」「PPPT」みたいな感じで、2種類の能力値を混合したコストが表示されているので、手札からそれを出してアビリティを買っていくわけなのですが、この配分の為にPがたくさん必要なカードが多い一方、Sを必要とするアビリティが少ない。
 で、場に並ぶ(酒場カードで買える)ジョブカードは「P2点」「T2点」「S2点」の3種類。
 最初の手札には、P1点・T1点・S1点のジョブカードが2枚ずつ、酒場が4枚の合計10枚があります。つまり、いきなり「PPPT」みたいなカードは絶対に買えないわけですね。

 さて、ここで私がどういう戦法を取ったかというと。
 私はSに関しては、初期手札のみで十分だと判断しました。そしてPがたくさん必要なアビリティを序盤のうちに買えるようにしてしまおうと考え、まず「P2点のジョブカード」を買い足しました。
 デッキの総カード枚数が少ない=狙ったカードを引きやすい、ですからね。
 そして狙ったのが「PPPT」で購入できるアビリティ「ソードラッシュ」。このカードは戦闘時に手札のジョブカードを破壊することで、AT+3の効果を得られます。アビリティ自体のATが3なので、最大でAT9が得られるカード。また、アビリティでは非常に珍しく「酒場」のカード同様にも使えるため、買い物をするターンではジョブを買うのに利用することも出来ます。
 これを基点にデッキを組んでみることに。
 それからT2点のジョブを買い足しつつ、「ヴォイドスクラッチ(山札から3枚ドローできる)」や「切り裂き(プレイ回数+2)」「捕縛撃(ドロー+1の後、手札から2枚選び、次の手番で使う山札の一番上に置ける=好きなカードを2枚、次のカードで必ず引けるようにすることができる)」といったTのカードを購入。
 更に、「練刺棍(ジョブが2枚出るまで山札を引き続けることが出来、出たカードを手札に加えていい)」「シールドガード(買い物ターンではドロー+2。戦闘時には受けるダメージをー3できる)」などを加えて、

 ヴォイドスクラッチで手札を増やす→練刺棍でジョブを手札に入れる→切り裂きでプレイ回数を増やす→ソードラッシュを使い、練刺棍で入手したジョブを破棄してATボーナスを得る→残ったプレイ回数で捕縛撃やシールドガードを出し、余った手札で次のターンに持っておきたい物があれば山札に戻す

 ……といったコンボを狙ってみました。ドロー回数を増やして狙ったカードが回ってくるようにするというコンセプトであったことから、カードの破棄は全力で回避(笑)戦闘時、ソードラッシュのときだけ、という感じでやってみました。
 これが面白いくらいよく回る回る。一緒に遊んだ人たちに「なんじゃそりゃあああ!」と言われるくらい回ったんですね。ドローしつつプレイしているから切り裂きが必ず1毎は出て、プレイ回数は常に7回がデフォ。そこにAT高めのカード+ソードラッシュのボーナスを注ぎ込むからATで競り負けることが無い。
 じつはアビリティばっかり買っていたので、ジョブの比率が大幅に下がってしまい、中盤からは「アビリティが買いたいのにジョブカードが回ってこなくて買い物できない状態」に陥ってしまいました。アビリティばっかりで、ヴォイドスクラッチを出してドローしても全然ダメ。捕縛撃で次のターンにジョブのカードをまわしてようやく……といった体たらく。
 この状態、デッキが補強できないのも痛いのですが、これ、実は、シナリオの解決もできないんですね。
 シナリオの解決は「PPTTS」とかが必要になったりするんですが、アビリティすら買えないのだから当然無理……(汗)シナリオの解決が出来ないと、戦闘でしかダルクが獲得できません。
 シナリオ解決は全部で9回、獲得ダルクは1とか2とか。
 戦闘は全部で3回。ATがトップなら6点7点もらえますが、最下位だといいとこ1点、下手すりゃ0点です。
 かなりリスキー。結局、捕縛撃を使った次のターンに1回何とか事件を解決して、2点貰っただけでシナリオでは全然ダルクを稼げませんでした。
 が。
 先に書いたように、戦闘になるとがっつり回るこのデッキ。シナリオの解決で稼げなかった分まで戦闘でがっつりダルクを獲得できたお陰で、最終的に1位になれました。うわぁい!

 ただ、これは本当に運がよかっただけですね。調子よく手札が回ってくれたおかげです。敵の特殊能力によっては大崩れしただろうし、デッキから山札引きすぎてたらHP不足で死んでた。アビリティかいすぎるのもよくないですねー、と教訓じみたことを思ったり。

 ……簡潔に、とか言いつつ全然短くないですね。すみません。
 まあそのくらい、いっぱい書きたくなっちゃうくらい面白いゲームなんですよってことで!
 ちなみにマニュアルカードリストはブロッコリーの公式サイトで公開されているので、興味のある方は見てみてはいかがでしょうか。
 で、ちょっとでも興味を持ったら、絶対に買い! ほんとに面白いですよ!

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※これ書いている時点だと、Amazonでは品薄で買えない状態が続いているので、あみあみ辺りで通販した方が早いかも。あみあみは10%オフだそうです。
 ……と思ったら、あみあみも打ち切られたようなので、更に駿河屋さんも紹介してみます。

 あ、あと、それから。2月発売のこの本に限定カードがつくそうです。公式サイトによると、これでしか手に入らないモンスターカードのようですね。

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 見本画像を見てみたけど、報酬のダルクが高めでダメージ18点、なかなか面白いカードっぽいですね。画像サイズが小さくて、特殊能力が読めないのがくうっ、気になる!(笑)
 でもいっぱいテキストが書いてあるようなので、特殊能力も面白い感じになっているのかな?イラストも可愛いし、いい感じではないかなと。
 にしても、アークライトってこんな本も出しているんですね~。全然知りませんでした。
 毎号、オリジナルゲームが付録として付いてくるのがウリのムック本だそうで。それにプラスして、話題のゲームのオマケなんかがついたりもするようですね(今回はエンドブレイカー!BUILD&BREAKと、サンダーストーンのカードが付くようです)。
 この値段でゲームが1つ付いてくるっていうのは、すごくないですか?かなり魅力的ですね。とりあえずこの号を買って、いい感じだったらバックナンバーも揃えてみようかしらとか思ったり。

 いじょ。長くなりましたが「エンドブレイカー!BUILD&BREAK」の記事でした。
 面白いゲームなので、また遊んだら感想を載せるかもしれませんー。
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2011/01/30 (Sun) 02:10 | ゲーム | コメントする(0) | Trackback(0)
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