まったくもって期待していなかったドラマが面白い、というのが、この世の中の不思議不思議。

 というわけで、2009春ドラマで断トツに面白いのは「白い春」だと思うわけです。
 火曜22時フジテレビ系。
 阿部寛主演のヒューマンドラマです。

 阿部寛の役どころは、元ヤクザの下っ端・佐倉。
 恋人の為に組を抜けようとしたら、制裁を受けた挙句、鉄砲玉として敵対している組の幹部を殺して来いと言われてしまいます。報酬は、組を抜けることと、恋人の治療費。やむなく鉄砲玉として出かけた結果、反撃で足を撃たれて負傷して逃げられなくなり、逮捕されてしまいます。
 かくして、刑務所を出所してきた佐倉さん。昔の仲間のところに行って、恋人・真理子さんが病死したことを知ります。
 他の男と結婚したらしい事まで知ると、「その男は何をしてたんだ」「もしや、治療費を使い込んで見殺しにしたのでは!」と怒り心頭。相手の男性が経営しているパン屋への嫌がらせをスタート。
 それはそれとして、そうと知らずに真理子の娘・さちと知りあって……というのが基本ストーリー。

 陰惨なドラマだと思うことなかれ。これがなかなかユニークです。阿部寛はコメディ俳優だというのがよくわかりますね。凄みのある元ヤクザの役なのに、なんでこんなに愉快なのか!(笑)
 嫌がらせの為に、近所のバス停を真夜中に引きずってきて、パン屋の前に置いていく。
 次の日の夜は近所のお地蔵さまですよ!
 この、大真面目だけど笑える嫌がらせといったら!
 元ヤクザだからなのか、片足不自由でも見事な怪力! 人が行き交う朝の中、バス停を戻しに行くパン屋は力が無いので、恥ずかしいわ重くて大変だわで四苦八苦だ!(笑)

 かと思えば、さちと話していただけなのに不審者扱いを受けたり。
 防犯ブザーを鳴らされてしまったり。
 さちを待ち伏せして挙動不審な姿を目撃され、明らかに白い目で見られたり。
 公園に座っているだけでも、そもそも怪しまれてしまったり。
 阿部寛のような風貌の人が、こんな風にしてたら、確かに不審者扱いだよ今のご時世! というのも微妙な笑いどころ。なんということだ。ハマリ役すぎる。

 公式サイトにアクセスしてみたら、物凄いネタバレでテンションが下がった事さえ除けば、かなりいいドラマだと思っています。あああ、これに関しては知らない方が幸せだったぁぁぁ(涙)。今日の分の予告を見ていたら、どうもドラマ本編でも来週には出るみたいですけどね、設定。
 でも、第4話って折り返しくらいだよね。そこまで出ない設定を、トップページには置くべきではないと思うのだ……。

 というわけなので、公式サイトへのリンクは置きませんが、とても面白いので、ぜひ。
 途中からでも、すぐ内容が分かると思います。シリアス好きでも、暗い話が好きでも、ヒューマンドラマが好きでもコミカルなのが好きでも楽しめるという、なかなか稀有なドラマですので。
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2009/04/29 (Wed) 00:49 | テレビ | コメントする(0) | Trackback(0)
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