少年メリケンサックの試写会に行って来ました。
 2009年12月14日公開。
 まだ2ヶ月くらい先です。なんでも、一般の人への試写は今回が初めて、なのだとか。

 そんな映画を見れるだなんてラッキー、という感じですが実は、この試写会もっと派手なおまけつき。
 監督の宮藤官九郎さんと、主演の宮崎あおいちゃんの舞台挨拶つきなのです。

 司会のおねーさん曰く、応募総数7000通ですってよ!
 人気に納得。
 ……我ながら、なんで当たったのかサッパリ分かりません(笑)

 映画のあらすじ。
 レコード会社で働く主人公・カンナがネットで見初めたパンクグループ「少年メリケンサック」。契約に向かった先にいたのは、なんと50歳のオッサン!
 これじゃ契約なんてありえないと思いきや、既に会社のサイトで公開された動画は10万アクセス。全国ツアーの会場まで決まっているわで、社長から「契約とるか首になるか選んでね」とまで言われてしまう状態。
 ちうわけで、カンナのやけっぱち「ダメ中年パンクグループ・少年メリケンサック」のプロデュース(というかマネージャー)がはじまるのでした。

 ……という感じで進む、超コメディ映画でした。
 もうちょっと真面目というか、コメディ以外の要素多いと思っていたのですが、とにかくコメディ。面白いシーン満載の映画でした。
 クドカン作品なので「とにかく面白い」か「とにかく微妙」のどちらかだろうと踏んでいたのですが、個人的には大ヒット。前者。とにかくひたすら面白くて、2時間以上の映画なのに「もう終わり?」と思ってしまいました。あんまり映画でそういうこと無いのに。(エンディングがちょっと投げっぱなしで終わったからかもしれないけど)
 役者陣はみんな個性的なキャラ。あおいちゃんはバカキャラで弾けてるし、佐藤浩市さんは本当にダメなおじさん。キム兄は、別の方向性でダメなおっさんでしたね(笑)こっちはさえないおじさん系というか……佐藤さんとあわせて静と動みたいな。まあ元からそういう役柄なんだけど(兄弟役)。

 舞台挨拶で、「パンクを良く知らない人でも楽しめるように作ったつもりです」と監督が言っていただけあって、実際面白い映画でした。
 「最初、音がうるさいと思うかもしれないけど、なれると思いますから」とも言ってた。うん、うるさいと思ったのは最初の一瞬だけで、本当にすぐ慣れましたね。

 他に舞台挨拶では、あおいちゃんの顔がアップになっているポスターの話で「あれは『がおー!』のポーズなんです」「監督に指導してもらって」「作品の中でも出てきます。『がおー!』」とか連呼してて、がおーってなんやねんみたいな気分でいたら、瑛が見たら本当に『がおー!』だったとか。
 あと「おじさんたちが3時間くらいお酒を飲みつつクランクアップするのを待っててくれて、終わった瞬間『おめでとー!』って駆け寄ってくれた」みたいな心温まるエピソードというか、和気藹々としていた現場だったというトークとか(映画を見ると、その和気藹々が想像できるというか納得できます)。

 それから、監督が「まだ見て無い人の前で話すのは難しいですね(上映前に舞台挨拶でした)」「……というわけで、他の映画の話しましょうよ。WALL・Eとか!」みたいな感じで「だってすごくない? 700年間ひとりぼっちだよ、700年!」と本当にWALL・Eについて語り始めたとか(笑)
 ちなみにこの話は「25年間ひとりぼっちってだけでもすごいのに、700年だからね~」「うちの映画は25年です」と、少年メリケンサックの話に戻っていきました。
 監督、トークお上手ですね。この「25年ひとりぼっち」は、見終えた後で思い返すと、かなりぐっとくるフレーズでした。

 ああ、あと「カンナと自分は似てると思いますか?」って聞かれたあおいちゃんが「あんなのに似てたら困ると思います」って言ってましたね(笑)。で、カンナいかにダメな子なのか語るフェイズ。「酒飲む為に働いてるんですよ?」とか。最後はちゃんとフォローされてましたが。
 あおいちゃんは、監督とは違う意味でトーク上手でした。慣れてる感じというか……ああ、あおいちゃんが「上手」で監督が「巧み」の意味で「うまい」という感じかな。あおいちゃんは堂々とした感じで、監督は「あー」とか「えーっと」とかが多いけど内容が上手い、といった印象で。
 そうそう、監督のトークって、雑誌とかテレビと本当に同じで、当たり前ながら「本物だ」と喋り始めた後で、ちょい感動しました。トークお上手なので面白かったし。
 舞台挨拶は、15分ちょっとくらいでした。あっという間でしたね。

 その後上映された本編も、先に挙げたように、とても面白かったです。けらけら笑いながら見て、ときどきちょっぴり考えさせられながらも、すぐまたけらけら笑うような映画ではないかと。
 一応テーマは深いのよね。おじさんの人生が語られたりもするから。「パンクって何?」「人生さ」みたいなフレーズが格好いいのだよ。ダメなひとなんだけど(笑)すぐコミカルな感じになるけどっ。
 でも、人生経験豊富な大人の深み、とかが少しだけ垣間見えて、すぐまたコミカルに戻るくらいのバランスが、この映画では心地良いような気がしました。

 おすすめです。
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2008/12/20 (Sat) 02:05 | 映画 | コメントする(0) | Trackback(0)
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