試写会に当たったので見てきました。
 「K-20 怪人二十面相・伝」です。

 ええとまず最初に。
 募集要項にも当選葉書にも何も書かれていなかったのですが、会場に行ったら特別ゲストありで、プロデューサーさん(名前失念)と、監督兼脚本の佐藤嗣麻子さん、それから、主演の金城武さんが来ていました。

 ビックリだよ!
 札幌の試写会で、まさか主演俳優が登場するだなんて思わなかったよ!

 席、5列目くらいだったのと、ホールの作りが良かったお陰で、3人を見下ろすような形で見ることができました。とても見晴らし(笑)が良かったです。
 すごいー。ちゃんと顔が視認できる距離だ~。前の人の体も全然気にならない。そういう意味では、とてもいいホールですね~。
 (テレビ局主催の試写会で、会場はテレビ局のホール(STVホール)でした)

 ゲストの三人は上映前に登場して、15分ほどアナウンサーの方からインタビューを受ける格好で、映画についてトークしてくれました。
 金城さんって、素の声は低いんですね。作品を見ている時と全然違って聞こえました。でも、こっちの声は耳障りが良くていいですね。聞き惚れます。
 プロデューサーさんが「おしゃべり」キャラっぽい印象で、監督さんは、近所に住んでいそうなフツーのおねーさんみたいな雰囲気。というか監督さん女性なのね。ちょっと意外。調べたら「エコエコアザラク」の人なんですってね。

 作品の魅力とか、撮影現場の様子とか、ヒロイン役の松たかこさんの事とかを聞きました。
 金城さんが、松さんをベタ褒めしてたのが印象に残っているかな。あとは、金城さんは舞台系役者というか、「ここもっとこうした方がいいよね、というのをどんどん提案しながら撮影しました」みたいな感じの事を仰ってました。なんというか、和気藹々とした現場が想像できるような、ふんわり暖かい感じの3人のトークでした。
 最後に、プロデューサーさんが「1回目でストーリーを追って、2回目以降は細かいところにも注目して、5回くらい見て楽しめる映画だから、ぜひ5回見に行ってね」と仰ると、それに対して金城さんが「いや、4回で十分じゃないかなぁ?」「じゃあ主演俳優がそう言うなら4回で」みたいな場面もあったりして。
 プロデューサーさんは、トークが面白い方でしたね。監督さんは、本編を見終わった後で、こういう人がこういう作品を作っちゃうんだからすごいなぁ、と感心してしまいました。

 最後に、金城さんが「ネタばれはしないでね!」と仰ってました。犯人は秘密にしておいてね、くらいのニュアンスで。確かに、ミステリー映画だから、そういうの先に見ちゃうと興ざめかもしれませんね。なので、そういう感じで感想を書きたいと思います。

 ちなみに、入場待機列はすごく長くなってるわ、会場の入口でチケット譲ってくださいの人がいるわ、ゲストが入場するなり黄色い悲鳴で横断幕とかアイテム振り回してたりしてる人がいるわで、なんていうか、賑やかでした。男性も、ちょこちょこ混ざってたけど、誰のファンだったんだろう……。

 さて本編。
 舞台設定は架空の日本。第二次世界大戦を回避した(戦争にならなかった)日本でのストーリーになっています。身分格差が激しい時代で、蛙の子は蛙。子は親と同じ職業にしかなれないとか、そういう感じの時代の日本が舞台となっています。
 主人公はサーカスの軽業師。訪れた雑誌記者に騙されて、警察から怪人二十面相だと誤解され、誤認逮捕されてしまいます。そこから、本物の二十面相を捕まえて無実を証明してやるぜ!と主人公が奮起する……というストーリーです。

 配役が、とてもいい。あんま人付き合いが得意じゃないけど人のいい青年と、中盤以降の打倒二十面相に燃える青年のギャップを表現してる金城さんとか、育ちがいいけれど芯は強くてじゃじゃ馬なお嬢様を、松さんがとてもいい雰囲気で演じてる。
 仲村トオルさんの明智小五郎も、またいい具合に「インテリ嫌な奴」な感じが出てて、ぐっときます(笑)あと、とにかく国村隼さんがいい味を出してて、画面の中がいい具合に引き締まります。中年要員かつベテランの味、ですね~。
 かと思えば、金城さんと絡む子役の子がまた上手。こちらは、ちょっとしんみりしているシーンとか、哀愁漂うシーンとかに関わってくるキャラなのですが、この子が上手なのでストーリーが引き立つこと!ああ、もう、たまりません~。
 シリアス系の映画だと思っていたら、意外とコミカル調の映画だったので、それぞれの素敵なキャラクターぶりを、にまにましながら楽しめる感じでした。

 で、映像とアクションが派手派手で楽しいのなんの。街を疾走し、ワイヤーアクションで空を飛び、建物の内外でアクションしまくり。二十面相なので、潜入シーン泥棒シーンもあるのですが、基本アクションエンターティメント。豪快なアクションシーンは、見ていて爽快です。監督さんが「難しい事を考えず、頭を空っぽにしてみてください」と仰っていたのを思い出しました。まさにそんな感じ。すかーっと楽しめます。
 CGも綺麗で、「CG!」って感じの偽者臭さはほとんど感じません。映画に馴染んでいる、というのが正しいんですかね。自然な画面に見えるというか、これCG?と感じさせる余地すら無いというか。あの辺かな、というのは分かるんですけどね。お上手でした。
 ミステリー要素は、ひとえに「本当の二十面相の正体は誰?」この1点につきます。逆に言うと、これ以外には謎が無い映画なので、ミステリー映画を期待すると、たぶん外れます。アクション娯楽映画って表現が適切かな?謎はアクセントとかワンポイントくらいで考えておくと、楽しめそうな気がします。

 まとめると、アクション爽快・笑い涙ありの冒険活劇、って感じでしょうか。いやもう、見ている間夢中になれて、終わったらスッキリ。これは気持ちのいい映画です。
 とても面白い作品でした。テレビでもいいんだけど、アクションが派手なので、スクリーンの大画面で見るのが、きっと楽しいでしょうね。お正月映画だし、わいわい見るのにも向いてるかもですね~。お色気シーンとかは、無いに等しいので、そこら辺の意味でも万人向けで、安心して見れる映画かな、と思います。
 滅多に機会の無いゲストトークも楽しめたし、作品自体もとても良かった、大変満足できる試写会でした。いや、ほんと面白い映画なので、ぜひ。
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2008/12/06 (Sat) 00:23 | 映画 | コメントする(0) | Trackback(0)
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