バッテリー 何を読もうか悩んだ時に、ふと目に入ったので選びました。
 というわけで、今回読んだのは、あさのあつこさんの「バッテリー」
です。
 元は児童文学ですが、大人からも人気が高くて、文庫になるわコミカライズされるわ映画にもなるわで、大人気の作品です。なので、タイトルくらいは聞いた事のある人も多そう。

 あらすじは、まとめてしまうと、とても簡潔です。
 自分の野球の腕前に自信と自負のある主人公が、親の仕事の都合で田舎に引っ越し、そこで出会った野球少年達と交流を持ち……という内容。

 で、読む前はもっと「高校野球」的な漫画だと思っていたんですが、全然違うんですね。だって、第1巻の内容は「もうじき中学1年生」(←小学と中学の挟間の春休み)というところからスタートしたら、春休みの間だけで完結してしまうんだもの。
 学校の様子は出て来ないし、野球だって適当にキャッチボールしたり、バッティング対決をするくらい。試合なんて、これっぽっちも出て来ませんでした。
 これはね、正直ちょっと意外でした。

 が、そんなの関係ないんですね。
 とにかく面白い。
 主人公の家族への不満とか、昔の自分もこんな風に思っていた頃があったなぁ……なんて思いながら読めるので、とても感情移入できます。主人公の様子を、自分の事かのように読める。これは、とてもすごい。
 友達や仲間といったフレーズを排除しているくだり、家族に冷めた視線を持たざるを得なかったくだりは、かなり胸にきますね。

 それでいて、主人公だけじゃなくて、他のキャラクターにも感情移入できるから、これがまた不思議。そのシーンシーンでクローズアップされているキャラの気持ちに思い入れながら読めて、ぐいぐい引き込まれてしまいます。

 ……や、その。
 引き込まれすぎて、私のように朝まで徹夜で読み明かすような事は、しちゃいけませんけどね(笑)

 まあ、それはともかくとしても、とても面白い本でした。
 これは人気になるのが分かるし、読んだ人が面白かったと薦めるわけだ。納得。
 かなり面白かったので、続きがとても気になる気になる(笑)近いうちに2巻を手に入れて、読んでみたいと思います。

バッテリー (角川文庫)バッテリー (角川文庫)
あさの あつこ


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2007/12/04 (Tue) 23:00 | | コメントする(1) | Trackback(0)
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