最近、「赤い夢の迷宮」を読んだせいか、本読みたい熱が再燃してきました。

黄金蝶ひとり という訳で、久しぶりに図書館に行って、ミステリーランドで未読のやつを借りてきました。
 今回読んだのは「黄金蝶ひとり」。太田忠司さんの本です。
 私の中では、いわゆる「名前は知ってるけど、読んだ事の無い作家」のひとりですね。というか、ミステリーランドは、そういうパターンが多いんですけど。まあ、これはこの本に限らず、そもそもミステリーランドではそういう事が多いんですけどね。

 ストーリーは、簡単に言うと「ひと夏の大冒険」。
 夏休み、それまで存在すら知らなかった「おじいちゃん」の事を知った主人公が、ひょんな事から祖父の暮らす山奥の村に行き、そこで経験する大冒険……てなストーリー。

 この本の面白いところは、今では見かけなくなってしまった「読者への挑戦状」的なページからはじまるところ。
 この部分は「本編とは違うんですよー」感を出す為か、紙の色が他と違っているのも面白いところですね。
 で、挑戦状の内容は「犯人はだれ?」じゃなくて、「この本を書いたのは誰?」なんですね。これの答えが、見事にエンディングと噛み合っていて、とても素敵な読後感なのです。これはいい。

 ミステリーランドは、読むたびに「自分が子供の頃に読みたかった」と、本気で思ってしまう本ばかりなんですが、今回もやっぱり、そういう本でした。
 読んでいる間、気分は夏休みの小学生。
 そういう気分になりたい時に、ぜひオススメの1冊です。

黄金蝶ひとり黄金蝶ひとり
太田 忠司


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2007/06/13 (Wed) 00:25 | | コメントする(0) | Trackback(0)
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