さて、久しぶりに旅行に出かける事にしました。
 今日このあと、函館に向かって出発です。

 会社が少しお休みなので、どこかへ出かけたいと考えたのですよね。
 どこに行こうかと考えてみて、思い浮かんだのは「函館」だったのでした。
 これまでに2度行っている場所ではあるのですが、函館で行ってみたい場所は、まだまだあるのです。
 まだ元町はほとんど観光していないし、新しい五稜郭タワーだって見てみたい。……実際に文字にして見たら、この程度ではあるのですが(笑)

 そんな訳で、3度目の函館旅行に行ってみようと決めたのでした。


 という訳でこれからしばらく留守にします。週末には帰って来ますので、そうしたらまた、旅行記を載せたいなぁと思っています~。
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2006/09/19 (Tue) 18:42 | 雑記 | コメントする(1) | Trackback(0)
雨と夢のあとに 今度の読書は「雨と夢のあとに」。柳美里さんの小説です。
 これは去年ドラマ化された「雨と夢のあとに」の原作本。このドラマが放送されたとき、とても好きだったので、読んでみようと思ったのですね。
 このドラマは「てるてるあした」とスタッフがほぼ同じ。そして、私はどちらのドラマも大好き。という訳で、「ささらさや」を読もうかなと考えた私は、一緒に「雨と夢のあとに」も調達してきたのでした。

 蝶を収集する為に外国へと出かけた父親を待つ、小学六年生の女の子・雨。
 待ちに待った父親が帰ってきたけれど、それは実は、蝶を捕らえる為に穴の中へと落ち、そのまま命を落とした父親の幽霊だった……というストーリー。
 幽霊になっても、娘の元へと帰ってきた父親と、彼が幽霊であることには気付いていない雨を軸に、隣に暮らしている女性・暁子の存在を交えながら、ストーリーは進んでいきます。

 で。

 結論から書くと、私はドラマ版の方が丁寧な作りで好きですね。こちらは、主人公の1人称という形態を取っている割には、雑というか。1人小説の悪い面が前面に出ているというか。これが良さなのかもしれないけれど、私にはあまり合わない感じでした。
 ……そういえば昔、高校の頃に柳美里さんの本を1度読んだときに、似たような感想を持った気がするなぁという記憶が、ふつふつ蘇ってみたりして……すっかり忘れていたけれど。

 まぁ、ドラマは10時間以上かけてじっくりとストーリーを描いていくので、その辺りを比較するのは難しいという面もあるのかもしれませんね。
 個人的にドラマで盛り上がる要素だった、雨の母親についてのストーリーが、原作では本当にちょっとだけしか無いというのが、ショックだったというのも大きいのかも。小説の方は、なんというか「どうしてこのシーンが必要だったのだろう?」と疑問に思ってしまうくらい、オマケというか余談というか、無くても全然構わなかっただろう、という要素になってしまっていたので。
 他の部分も、表面的になぞるようにして、沢山のエピソードが詰め込まれている感じなので、もっと1つのエピソードを掘り下げて、じっくり描いてくれていたら……と、物足りなく思ってしまいました。

 あと、直前に「ささらさや」を読んでいたのもあるのかもしれませんね。どうしても比べてしまうというか……なので、より辛口になっている部分はあるのかもしれません。

 基本となるストーリー部分はとても良いので、後の問題は、作家さんとの相性なんだろうなぁ……と、しみじみ思った1冊でした。
 個人的には、小説版よりは、ドラマ版の方をオススメしたいです。とても良いドラマだったので、見た事の無い方は、機会がありましたらぜひ1度見てみて下さいね。

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2006/09/19 (Tue) 18:34 | 雑記 | コメントする(0) | Trackback(0)
ささらさや 今回の読書は、加納朋子さんの「ささらさや」。
 少し前にテレビ朝日系列で放送されていた、金曜ナイトドラマ「てるてるあした」の原作になった2つの小説のうちの1つです。
 ドラマがとても面白かったので、1度読んでみたいと思っていたんですよね。
「てるてるあした」と、どちらを先に読むか考えたのですが、順番的には、こちらの「ささらさや」の方が古いようなので、まずはこちらから。

 作品は、ある日突然の事故のシーンから始まります。
 この事故によって、死んでしまった夫の「俺」と、彼が死んだことで未亡人として遺されてしまった女性「サヤ」、そして、まだ生まれたばかりの赤ん坊「ユウスケ」を軸にしてストーリーは進みます。
 ユウスケと二人きりになってしまったサヤ。そのサヤからユウスケを取り上げようとする夫の親族……という訳で、彼女はユウスケを守るため、彼らから逃げるようにして、「佐々良」という街へ引っ越します。
 そして、ユウスケを抱えながら右往左往するサヤの様子を放っておけない「俺」が、サヤが危機に陥るたびに、ある人ある人の姿を借りて、彼女を助けにやって来るのです。

 ……という、ちょっぴりファンタジーの入ったハートフル小説。
 雑誌連載されていたもので、短編シリーズ集のような形態になっています。
 基本的には近隣住民とのふれあいとか、サヤの日常生活が軸なのですが、そこに幽霊となった「俺」の存在が加わることで、ちょっぴり不思議だけれど、とっても心が温かくなる、素敵なお話になっています。
 ストーリーが素敵なのは、キャラクターが素敵だからでしょうね。
 お人よしで、要領の悪いサヤ。彼女の人柄に惹かれるように、集まって来る個性豊かなお婆さん3人組と、ママ友達のエリカ、その子どものダイヤ……。
 登場人物は、決して多くは無いのです。でも、だからなのか、こじんまりとしているけれど、でもとっても素敵なストーリーになっているのだろうなぁ、と思います。

 この本は、「俺」が死んだ所から始まって、「俺」との別れのシーンで終わるのですが、そこがまた涙を誘うのですよね。
 せつない、という言葉が、とてもしっくりと来る内容です。でも、読後感がとても良い。読み終わると、涙を誘うけれど、でもとても楽しかった・面白かったという感じで……。
 とっても素敵な1冊でした。

 こんなに素敵な本なら、もっと早く読んでおくんだった、と心の底から思ってしまいました。
 とても良い本ですので、機会があったら、是非読んでみて下さい。

ささらさやささらさや
加納 朋子


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2006/09/19 (Tue) 17:50 | | コメントする(0) | Trackback(0)
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