そして二人だけになった―Until Death Do Us Part お次はこちら。
 同じ森博嗣さんで「そして二人だけになった」です。

 事故によってシェルターの中に閉じ込められてしまった6人。
 1人、また1人と順番に死んでいって、最後に残ったのは、天才とそのアシスタントという2人だけ。
 自分が犯人じゃないなら、犯人はもう1人のあなたしかいない……。

 という展開で進むミステリーです。
 あれですね。「そして誰もいなくなった」のオマージュですね。
 内容も、ちらほらと「そして誰も~」を思い出すような感じになっていました。

 基本的に、最後に生き残る2人の視点が平行しながら、ストーリーは進みます。
 で、それを見ていると、最後に2人が残った所で「さぁて犯人はだぁれ?」という事になってしまうんですよね。
 というか、まぁ、冒頭を読み終えた時点で犯人の目星をつけていたので「ああまぁやっぱりそういうことなのかな?」と読み進めたわけですが…………。
 終盤を読むと大混乱。推理が当たっているのか外れているのか、そこまで真実でそうじゃないのか分からないままに本編自体が終わってしまいました。
 ……これって結局どういう意味なのだろう。うーん。

 個人的には最後にスッキリしないと嫌なので、解けない謎が残るミステリーは苦手です(笑)
 面白いんですけどね。嫌いではないんですけど。
 誰か正しい回答を教えて下さい、という気分になるのが苦手なのです。

 この本の場合も、面白くないわけじゃないんですが、ちょっと悶々としたものが残ってしまう読後感になってしまったのでした。
 こういうタイプが好きな人にはオススメしてみます。苦手な人は、私と同じ事になりそうなので、止めておいた方が良いかもです(笑)

そして二人だけになった―Until Death Do Us Partそして二人だけになった―Until Death Do Us Part
森 博嗣


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2006/08/12 (Sat) 14:43 | | コメントする(0) | Trackback(0)
探偵伯爵と僕 前から読んでみたいと思っていた、講談社のミステリーランドシリーズに手を出してみました。
 ミステリーランドというのは、推理小説作家さんたちが「子供」あるいは「いつか子供だった大人」を対象に書いている、ミステリージャンルの児童書です。
 昔、ミステリージャンルに分類される児童書を読んでわくわくして、本格的な推理小説(具体的にはクリスティー)を読むようになった私としては、こういうのはすごくツボを突かれてしまうのです。
 といっても、ハードカバーだし、お値段もそこそこだし……と、なかなか手を出せなかったのですが(1冊読むとシリーズ全部読んじゃいそうなので)、えいやっと1冊読んでみることに。

 で、どの本にするかは少し迷ったのですが、最近ちょこちょこと未読本を読んでいた、森博嗣さんの「探偵伯爵と僕」にしました。

 ストーリーは、ある日「僕」が公園で出会ったおじさん「探偵伯爵」と一緒に、いなくなった友達の行方を探す――というもの。
 児童書というジャンルではありますが、侮ってはいけません。内容は非常に黒いです。子供が読んだらトラウマになるんじゃ無いかとちょっぴり思いつつ、自分の過去を振り返って「まぁ、そんなことも無いか」と思い直したり。
 ただ、刺激はかなり強そう。衝撃的というか。
 文体が少し変われば、普通に推理小説のコーナーで扱われているだろうな、という内容でした。
 あとは最後のオチ。驚くというより「は?」と唖然としてしまう、この展開は……児童書向けでは無いだろうなぁ(笑)

 とか何とか書いてますが、子供向けが念頭に置かれているので、とても読みやすくて面白い小説です。大人が楽しめる児童書という言葉がピッタリ。
 本を読んでよく思うのですが、もっと早く読んでおけばよかったなぁ……という気分になっちゃいました。
 これなら、他のシリーズも俄然期待ですね。次は、どのミステリーランドを読んでみようかしら~。

探偵伯爵と僕探偵伯爵と僕
森 博嗣


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2006/08/12 (Sat) 14:28 | | コメントする(0) | Trackback(0)
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